私達の体にはたくさんの細胞があり、そのほとんどが血液から「栄養」をもらいながら、成長しています。
実は、髪の毛も細胞でできていて、髪の毛が作られる時には血液が使われます。
けれど、髪の毛は内臓などに比べて、命にかかわるほど大切なものではないので、栄養が届くのが、後回しになります。
細胞の修復などに血液の栄養が使われたあと、最後のあまった血液で髪は作られるので、必要な栄養が十分でなかった結果、白髪ができてしまうのです。
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【白髪に効く食品1】
ミネラルであるヨードは、メラニン色素を生成するメラノサイトの働きを活発にする効果があります。
ヨードが不足することでメラノサイトの働きが鈍くなり、色素が作られなくなってしまいます。
ヨードは、ワカメや海苔、昆布をはじめとした海藻類、ひじきなどに豊富に含まれます。
コンビニの食事が多いという人は、お味噌汁や海藻サラダなどを食事に加え、意識的に摂取するようにしてみてください。
他の栄養素が不足してしまったり、また、ヨードは過剰に摂取し過ぎると甲状腺の病気を招く可能性もあります。
偏りのないバランスの良い食事が理想です。
【白髪に効く食品2】
チロシンとは、アミノ酸の一種である非必須アミノ酸であり、肌や髪の毛のメラニン色素の原料となります。
その他、ストレスの緩和や集中力を高める効果などもあります。
チロシンの量が減少すると、メラニン色素の生成が妨げられ、白髪につながってしまいます。
チロシンは、チーズや納豆、豆腐、バナナなどに多く含まれます。
また、チロシンは銅ミネラルと一緒に摂ると効果的で、レバー、桜エビ、ほたるいか、いいだこ、ごま、ココア、紅茶なども銅ミネラルを多く含むため、白髪予防にはピッタリです。
ヨード同様、白髪を予防するためにチーズや納豆ばかり過剰に摂取するのではなく、栄養バランスを考えて摂取することが大切です。
【白髪に効く食品3】
さらに手軽に効果的に摂取出来る飲み物として、黒ごま牛乳がおすすめです。
作り方は簡単。
黒ごまをすりつぶして、大さじで2杯コップ一杯の牛乳に入れて毎日飲むだけです。
牛乳はカルシウムやチロシンが、黒ごまにはタンパク質、カルシウムはもとより亜鉛、ビタミンEなど豊富な栄養素が含まれており、非常に優れた食品なんです。
【白髪が増えない為の対処法まとめ】
白髪の原因は、血液中の栄養が足りなくなることからはじまります。
血液自体の栄養が足りなければ、メラノサイトまで栄養が届かなくなり、色をつける命令が出なくなるのです。
白髪にもう一度色をつけるためには、メラノサイトまで質のいい栄養を運び、メラノサイトを元気にしてあげる必要があります。
メラノサイトをもう一度元気にするためには、偏った食生活の改善や、睡眠、生活習慣を改善する事から始まります。
「そんな基本的なことで直るの?」と思われたかもしれませんが、そんなあたりまえの事を、当たりまえのようにこなせている人がどれほどいるでしょうか?
食事・睡眠・運動、これら全ては、あなたの体を作り上げる上で、とても大切な要素です。
あたりまえすぎて忘れていた大切な事を、もう一度見直すことで、体が健康になり、白髪を改善する事ができます。
偏った栄養ばかりを体に入れていたら、偏った栄養しか取り入れることができません。
体が冷えていれば血流が悪くなり、メラノサイトまで栄養が届かないので、まずは食事を見直して質のいい栄養を持つ食品を取り入れることが大切です。
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