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サプリメントの飲み方
自分の食生活を振り返ってみて、栄養の偏りが心配で、サプリメントで栄養を補充している人も多いと思います。
そして、なんとなく疲れが取れない、元気が出ないという不調を少しでも改善したいとサプリメントを摂取している人も多いでしょう。
サプリメントは、単に飲んでいればいい、というものではありません。
その効果がより得られる飲み方を考えていきましょう。
サプリメントは薬じゃない
カプセルや錠剤のサプリメントを見ていると薬のように思えますが、サプリメントは薬とは区別して考えます。
栄養補助食品、健康補助食品とも呼ばれることがあり、その名前からも分かるように、薬ではなく食品なのです。
足りない栄養や、エネルギーを補ってくれる成分をカプセルや錠剤にして、手軽に摂取しやすくしたものがサプリメントなので、病状改善を目的とした薬とはしっかり区別しましょう。
薬との飲み合わせにご注意
薬を飲んでいる人は、サプリメントをとってもいいのでしょうか。
成分と薬の種類にもよりますが、サプリメントを一緒にとることで、薬の効能が薄れてしまったり、副作用が出てしまったりすることがあります。
たとえば、ビタミンDのサプリメントと強心薬を一緒にとると、不整脈を引き起こすことがあります。
骨粗しょう症の薬とマグネシウムやカルシウムのサプリメントを一緒にとると、薬の成分の吸収を妨げる恐れがあります。
もちろん、すべてのサプリメントが副作用を及ぼすわけではありませんから、薬を飲んでいる人でサプリメントを取りたい人は、薬剤師さんに飲む前に相談することをおすすめします。
サプリメントは何で飲む?
サプリメントを取っている人は、何で飲んでいますか?
水、お茶、コーヒー、ジュースなど、いろいろ考えられますが、果たして、どれがいいのでしょうか?
上にも書きましたが、サプリメントは「食品」なので、基本的には、何で飲んでも大丈夫だと考えられます。
ビタミン類のサプリメントを取っている人は、野菜ジュースで飲めば、野菜ジュースの成分にプラスして、サプリメントの成分も取れることになります。
多くのサプリメントは、何で飲んでも大丈夫です。
ただ、鉄の摂取を目的にサプリメントを取っている人が、お茶で飲んでしまうと、お茶に含まれるカテキンが、鉄の吸収を妨げたりする場合があります。
そして、エネルギーや成分がないもので飲むことを基本に、栄養成分が配合されていますので、普通に考えれば、水、または白湯でとるのが一番といえるでしょう。
たくさん飲めば効果が上がる?
サプリメントを取る人は、一定の効果を得たいために、普段の食事とは別に、サプリメントを取っています。
その効果をより早く、そしてより良く得たいからといって、たくさん飲めばいいものでしょうか。
「食品」だからたくさんとっても大丈夫、と思っている人は、その考え方を少し改めなければなりません。
必要以上にサプリメントをとると、副作用が出ることがあります。
カルシウムを過剰に摂取すると、腎結石などを引き起こす可能性があります。
亜鉛を取り過ぎて吐き気が起こって困ったという報告もあります。
たとえ副作用が見られなくても、カロリーが増えたりすることも考えられます。
効果が得たいといっても過剰に摂取する必要はありません。
せっかく飲むサプリメントです。
より効果が得やすくなるように、誤った飲み方はやめておきましょう。
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