舌には、味を感じるセンサーである味蕾(みらい)というものが存在します。
この味蕾は子供のときに発達して大人になるにつれて減っていき、30~40代になると約3分の1程度になります。
つまり、大人よりも子供の方が味に敏感だといえるのです。
成長するにつれて、苦味があるものやクセの強い食べ物が抵抗なくなるのは、味蕾の減少を含めた味覚の変化によるものといえます。
子供は味に敏感なので、好き嫌いが多いのはごく自然なことと理解してあげることも必要です。
味には甘味・塩味・酸味・うま味・苦味の基本的な5つの味があります。
そのうち、甘味・塩味・うま味の3つは、人が生きていく上で必要なものと本能的に認識されるので好まれやすい味です。
しかし苦味・酸味は、有害なものとして認識されやすい味であり、経験を積んで好まれていく味に変化していきます。
好き嫌いは味だけではなく、その他にも食感や硬さ、温度なども関係してくるので、子供が食べやすいように工夫してあげる必要があります。
目次(クリックできます)
【偏食に効く食品1】
偏食で普段から偏った食生活を行っている人にとって一番足りない物は、野菜です。
偏食傾向のある人は、味の濃い食べ物であったり脂っこいものなどを好んで食べる傾向があります。
人間の体には糖分や塩分などある程度の栄養素がバランスよく取られる事で、偏食も治ります。
【偏食に効く食べ物2】
フルーツを毎朝など1日に1度欠かさず食べることも大切です。
フルーツには糖分が含まれており、水分もあります。
偏食傾向の方は、栄養不足などからむくみの原因に悩まされる方も多いでしょう。
積極的にフルーツを食べることは普段から心がけてもいいかもしれません。
【偏食に効く食べ物3】
メープルシロップ、黒糖などの糖分は偏食傾向のある人に是非代用して頂きたい糖分になります。
普段使っている砂糖などを黒糖、メープルシロップ、蜂蜜に変えてみる事で栄養素も多く吸収させることが出来るでしょう。
【偏食を気をつけるための日常生活習慣】
■よく噛んで食事をしましょう
よく噛んで食事をすることは、あごの発達にも重要です。
味を感じる部分の味蕾は、実は舌だけではなく上あごやのどにも分布しており、よく噛んで食材を細かくすることで色々な場所へ行きわたり、美味しさをより感じることができます。
■薄味に慣れよう
薄い味で食べることで食材そのものの味を感じ、舌の感覚を養うことができます。
濃い味付けは舌の感覚を麻痺させ、健康にもよくありませんので注意しましょう。
普段から、少し料理に気を使ってみたりこだわってみたり自炊をする事も、偏食改善の大きな行動でしょう。
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