最近、オナラの臭いを気にする人の質問が増加しています。
便臭との関係もありますのでここで説明しましょう。
オナラはだれでもでる生理現象で、だから特別悩む必要はありません。
しかし、急にオナラが臭くなる時は、注意も必要です。
体臭や口臭が健康のバロメーターとなるように、臭いオナラが腸の健康状態を反映していることもあるからです。
そこで、今回は、「良いオナラ」と「悪いオナラ」についてもご説明します。
オナラが出るのは、当たり前ですが、腸内に「ガス」がたまるからです。
腸内に生ずるガスの出所は、次の3つです。
- 炭酸飲料、
- 口から飲み込んだ空気
- 食物の分解ガス
以上のことから、オナラの回数を少なくするには、まず炭酸飲料を飲みすぎないことです。
次にオナラの出るルートを3つ紹介します。
目次(クリックできます)
【オナラの出る3つのルート】
■炭水化物系
第一のルートは、炭水化物系です。
芋や豆などの炭水化物が腸内の細菌により分解されると、二酸化炭素やメタンなどのガスが発生します。
これらの炭水化物系は、さほど臭くないオナラです。
■タンパク質系
第二のルートは、タンパク質系です。
肉や卵などのタンパク質が細菌で分解されると、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミン等のガスが発生します。
これらの面々は全て強烈な「ニオイ成分」なので、臭いオナラとなります。
■脂肪系
第三のルートは、脂肪系です。
脂肪が分解されると、揮発性の脂肪酸になり、これは汗のニオイと似ています。
【オナラに効く食品1】
乳酸菌は胃の酸で殺されやすいので、腸まで届く「乳酸菌サプリ」を摂取するのもよいでしょう。
今まで、ココアの整腸作用は知られていましたが、コーヒーはあまり胃腸によくないように言われてきました。
しかし、コーヒー豆のマンノオリゴ糖には、ビフィズス菌の餌となり善玉菌の増殖効果が分かりました。
「ブレンディ」という名前で販売されていますので、オナラや便臭の気になるコーヒ党は、ためしてみてください。
【オナラに効く食品2】
食物繊維の摂取、「ココアのリグニン」は有効です。
さらにメカブやモズク等のヌルヌル成分の「アルギン酸やフコイダン」もよいでしょう。
メカブと納豆を一緒にした「メカブ納豆」もいいです。
メカブ納豆は「海のヌルヌルと山のヌルヌル」とが協力して相乗効果で腸内環境を整えるのです。
【オナラに効く食品3】
ポリフェノール類は植物性の直接消臭機能がありますので、お茶のカテキンなどを十分摂取するのがよいでしょう。
特に、お奨めは、「ニンジンの葉」です。
ニンジンの葉は以前から人口肛門を使用している人ではニオイが減少するということでかなり知れ渡っている事実です。
ニンジンの葉を捨てないでうまく料理に利用してください。
【オナラが出る理由と食品まとめ】
オナラの回数を少なくするためには、「姿勢」をよくすることも大切です。
姿勢が悪いと、肺からのガス交換が悪くなるため、血液中の二酸化炭素分圧が上がり、腸内にガスがたまりやすくなって、必要以上の回数のオナラがでてしまいます。
すっと背筋を伸ばして、呼気が十分できる複式呼吸をこころがけましょう。
腸内ガスのほとんどは便とともに排出されるので、排便時に、できるだけ多くのガスを一緒に出してしまうことも大切です。
そのためのコツは、マッサージです。
排便の時、左下腹部あたりを腸を揉むようにガスを搾り出す感じでマッサージするのもよいでしょう。
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