生命を維持するために必要不可欠な酸素は身体の中に取り込まれると、その一部は高度の酸化力を持った活性酸素へと変化します。
本来、活性酸素は細菌やウイルスなどの攻撃から身を守るために生成される物質ですが、過剰に生成されると正常な細胞をサビつかせ、生活習慣病の発症や老化を早める原因になることが指摘されています。
もともと体内では活性酸素の働きを抑制する「抗酸化力」が備わっているのですが、活性酸素を増やす要因は紫外線や放射線、ストレスや喫煙、農薬などさまざまなものがあるため、日常的に抗酸化力のある食品から補うことが必要なのです。
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【抗酸化力がある食品1】
フィトケミカル食品
- リコピン:トマト、すいか、さくらんぼなど
- ポリフェノール:カカオ、赤ワイン、ブルーベリー
- イソフラボン:大豆、豆乳、豆腐
- ペクチン:りんご、みかん、あんず
【抗酸化力がある食品2】
ビタミン類
- β-カロテン(ビタミンA):緑黄色野菜(かぼちゃ、ほうれん草、ニンジン)
- ビタミンC:じゃがいも、いちご、レモン、キウイフルーツ
- ビタミンE:ナッツ類、アボカド、ブロッコリー
【抗酸化力がある食品3】
ミネラル類
- 亜鉛:牡蠣、小麦胚芽、レバー
【抗酸化力と若返り対策まとめ】
エイジングケアは、化粧品などを用いたスキンケアなども大切ですが、身体の内側から環境を整えることが非常に大切です。
積極的に抗酸化力をもつ食べ物を意識して摂り、いつまでも若々しい身体作りに取り組んでみてはいかがでしょう。
同じ年齢でも、老けて見える人や若々しく見える人がいるのは、酸化に個人差があるからです。
つまり、どれだけ余分に活性酸素を発生させないかが「老化現象」を遅らせる鍵となるのです。
抗酸化作用のある食品を摂ることを意識した生活習慣は、あなたの「お肌」を美しくする効能を大きく期待できます。
ビタミン群・ポリフェノール・アスタキサンチン・コエンザイムQ10という、美容には欠かせないお肌の栄養が豊富に含まれている物質が抗酸化成分だからです。
抗酸化力のある食品をを摂取することを意識すれば、自然と美肌になれるということ。
女性は日々お肌の悩みと戦っているので、ぜひ「抗酸化」を心がけた行動を大切にしましょう。
適度な運動は、私たちのエネルギーの源である「ミトコンドリア」を増やすメリットがあるので、散歩などは健康にとって最適な方法です。
しかし、ダイエット目的の運動や食事制限は過度な疲労とストレスが原因となり、活性酸素を多く生成してしまうリスクも否定できません。
抗酸化力のある食品は、ダイエットで不足してしまう栄養を補えるだけではなく、活性酸素も除去してくれるという、うれしい作用があるのです。
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