ウコンの効能と知っておくべき副作用 | 女優・モデルのメイク方法と美容の秘訣3e82c55e78a3eb149ae49b4b568e20d0_sウコンは「究極の食材」と言われるくらい、健康の維持に役立つ成分がぎっしり詰まっています。
しかしどんなに健康にいいものとは言え、摂り過ぎは禁物です。

実は、ウコンには摂り過ぎによる副作用も報告されているんです。

ウコンは体にいいという当たり前に定着しているそのイメージをさらに深く勉強しようと思います。
そしてウコンパワー、効果・効能について再確認しましょう。

【ウコンとは】

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ウコンとは、ショウガ科ウコン属の多年草の事で、黄染草(キゾメグサ)とも呼ばれ、日本最大の産地でもある沖縄では鬱金(ウッチン)とも呼ばれています。

紀元前970年頃には東インド地方で栽培が始まったと考えられており、日本には平安時代に琉球へと伝わり、江戸時代には庶民の生活にまで広く普及している。

現在ではカレー粉やたくあんの着色料などの食用として用いられるほか、衣服の染料や、生薬などの用途に利用されている。

ウコンには、世界中に約50種類仲間が存在しています。

健康食品としてのウコンは日本原産の「秋ウコン」、「春ウコン」、「紫ウコン」の3種の事を指す場合がほとんどです。

それぞれのウコンの特徴についてまとめてみました。

【秋ウコン】

二日酔いや肝臓の強化などに多く用いられています。

正式名称を「鬱金(ウコン)」と言い、肝臓に良いとされる有効成分クルクミンの含有量が非常に豊富です。

あざやかな黄色をしていて、断面はオレンジ色。

独特の苦味と香り、スパイシーな料理には欠かせない香辛料としても有名です。

香辛料だけではなく、着色料としても使われています。

【春ウコン】

春ウコンは正式名称を「姜黄(キョウオウ)」と言います。

胃腸に良いとされ抗癌作用もあると言われている精油成分が豊富です。

また、カルシウムやカリウムなどのミネラル成分秋ウコンに比べて約6倍以上含有しています。

総合的に健康を維持したい場合には、春ウコンが適していると言えます。

【紫ウコン】

正式名称を「莪朮(ガジュツ)」と言います。

腰痛、肩こり、ニキビ・シミなどに効果があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の主な原因であるピロリ菌を除去すると言う効能もあります。

【ウコンの効能と効果と副作用】

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ウコン(クルクミン)の効能
ウコンの有効成分であるクルクミンの代表的な効能としてまず真っ先に挙げられるのが二日酔いに有効という事です。

クルクミンには肝臓を強化する働きがあり、アルコールを摂取する約1時間くらい前に服用すればその効能を得る事ができると言われています。

「生活習慣病」
肝疾患、心筋梗塞、心不全、心肥大、腎疾患、糖尿病、動脈硬化、メタボリックシンドロームなど

「癌」
口腔(こうくう)癌、腎臓癌、すい臓癌、大腸癌、乳癌、皮膚癌など

「炎症」
アレルギー、胃潰瘍、炎症性腸炎、潰瘍性大腸炎、関節炎、リウマチなど

「感染症」
マラリアなど

「その他」
鬱(うつ)、筋肉疲労、骨粗しょう症など

【クルクミンの性質】

肝臓を強化したり、美肌にも効果のあるクルクミンですが水に溶けにくく、体内への吸収が非常に悪い事でも知られています。

そこで、ウコンを豆類に含まれているレシチンと一緒に摂る事でその吸収率を上げられると言われています。

また、黒胡椒に含まれているピペリンという成分もクルクミンの吸収率を上げる事ができます。

クルクミンは水に溶けにくいので体内への吸収が悪いと述べましたが、脂に溶け込む脂溶性であるという事なので、オリーブオイルなどに溶かしてその吸収率を高めたり、赤外線照射によって吸収率を出来る限り高める研究が進められています。

つまりウコンには、

  • 美白効果
  • ダイエット効果
  • 潰瘍予防
  • オーラルケア
  • 糖尿病予防
  • 骨粗しょう症予防
  • 動脈硬化予防

など、様々な病気や症状の予防、改善効果があります。

【その他のウコン】

「白ウコン」
花茎の先に松ぼっくりのような苞葉がつき、薄い黄色の花を咲かせます。

クルクミンはほとんど含まないがゼルンボンという精油成分を含み、消炎鎮痛や免疫機能の活性化を持つことで注目を浴びています。

「黒ウコン」
黒ウコンは、ブルーベリーの3倍のアントシアニンを含んでいます。

抗酸化作用筋疲労を抑制する効果があります。

ポリフェノール、亜鉛やマグネシウムなどのミネラル分を含み、肥満改善に効果があるとされています。

【ウコンによる副作用】

[肝機能障害をお持ちの方]

肝機能障害をお持ちの方はウコンの摂取を避けて下さい。

ウコンの種類によって差はありますが、どれもミネラル分を豊富に含んでいます。

C型肝炎や、非アルコール性脂肪性肝炎にかかっている方は、肝臓に鉄分が溜まりやすくなっています。

そのため、ウコンで大量にミネラルを摂ってしまうと、肝臓に鉄分が溜まってしまうために症状が悪化すると考えられています。

肝臓の病気がなかったとしても、ウコンの摂り過ぎには注意して下さい。

ウコンに含まれるクルクミンによって肝臓機能が促進され、肝臓にかかる負担は大きくなります。
よって、結果的に肝臓の機能低下を招いてしまうこともあるようです。

[妊娠中・授乳中の方]

妊娠中の方や授乳中の方もウコンの摂取は避けたほうがよいと言われています。

それは、ウコンに含まれる精油成分が、子宮を収縮させる効果があるとされていて、流産を招く危険性があるからです。

特に紫ウコンはその作用が強く、沖縄では「妊婦に紫ウコンを食べさせるな」と昔から伝えられているほどです。

また、授乳中の場合も同様の事が言えます。

[抗凝固剤などを服用されている方]

血栓予防や、動脈硬化の方で血液をサラサラにする薬を飲んでいる方の摂取は注意が必要です。

ウコンにも血液をサラサラにする作用があるので既に薬を服用されている場合はその効果が強くなりすぎてしまい、出血をした時に血が止まりにくくなってしまいます。

[胆汁管障害、胆石を患っている方]

クルクミンには、肝臓の機能を促進し、胆汁の分泌量を増やす効果があります。

そのため、胆汁観障害や胆石を患っている方は胆のう刺激作用のあるクルクミンを摂ってはいけません。

[糖尿病の治療のために、血圧降下剤を服用している方]

ウコンには血圧を下げる効果があるため、血圧降下剤を併用することで、血圧が下がりすぎてしまう危険性があります。

また、以下のような病気を患っている方は、ウコンの摂取を控えましょう。

  • 急性黄疸
  • ヘルペス
  • 消化性潰瘍
  • 胃酸過多

適量を摂れば大丈夫!

しかし、いずれの症状をお持ちの方も適量を守って摂って頂ければ何の問題もありません。
ウコンの副作用について参考になりましたでしょうか?
とても優秀なサプリメントとして、皆さんの健康づくりにウコンをお役立てください。

 



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