海外セレブがダイエットや美容の為に愛用している食品があるのをご存知ですか?その名もバジルシードです。
なんでも、チアシードよりもダイエットに有効と言われているそうだす。
バジルシードダイエットとはどういったやり方なのでしょうか。
そこで、今回はバジルシードの効能やダイエット方について詳しく紹介したいと思います。
目次(クリックできます)
【バジルシードとは】
バジルシードはシソ科オシウム属に属するバジル(スイート・バジル)の種子のことです。
原産はインドや熱帯アジア域で、原産地周辺の東南アジア~アフガニスタンではハーブとしての利用だけではなく、バジルシードを食べる習慣も古くから根付いています。
バジルシードは水を吸うことで約30倍にも膨れることや、n-3系不飽和脂肪酸を含むことなどからダイエット・健康食品として近年人気が高まり、バジルシードが入った飲み物なども販売されています。
見た目は少々不気味ですが、タピオカのような食感や、ぶどうに似た歯ごたえにハマる方も多いようです。
【バジルシードの歴史】
香草としてのバジルの歴史は古く、神に捧げる神聖なハーブとして儀礼や信仰においても重要な位置付けにあったと考えられています。
インド伝統医学のアーユルヴェーダや漢方の生薬など薬用としても古い時代から利用されていたようです。
日本には江戸時代にバジルシードが漢方薬(生薬)として中国から伝来しました。
水に浸しすとゼリー状の物質に変化するバジル種子の性質を活かし、目の取り去る目薬として利用したことからメボウキ(目箒)という和名が命名されました。
その他にも粘液質は咳止めや鼻炎・下痢止めなどの薬としても利用されました。
医療目的でなく、飲み物やスイーツとしてバジルシードを食べていたのはタイやインドなどの東南アジアからアフガニスタンまでの限られた地域だけでしたが、海外セレブが日常的に美容のために利用している事が火付け役となり、チアシードに便乗するような形でブームになっています。
【バジルシードの主な栄養素】
バジルシードの成分のうち半分以上が食物繊維です。
食物繊維は水溶性と不溶性の2種類があります。
バジルシードに含まれる食物繊維は不溶性のものが豊富ですが、グルコマンナンを含む水溶性の食物繊維も多く含まれています。
バジルシードが水によって約30倍にも膨らむのはこのグルコマンナンによるものとされています。
食物繊維の次に多く含まれているのがタンパク質です。
特に体内で合成できない必須アミノ酸9種類のうち8種類が含まれています。
植物性の食品でこれだけ多くの種類を含むものは珍しいと言えます。
3番目に多いのが脂質です。
脂質というとマイナスなイメージを抱きがちですが、バジルシードに含まれる脂質は厚生労働省が摂取を推奨しているオメガ3系脂肪酸なのです。
そして、そのほとんどが健康や美容に効果があるとされているαリノレン酸なのです。
最近注目を浴びているえごま油や亜麻仁油もαリノレン酸が含まれています。
その他にもカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などミネラルやビタミンEやビタミンB6、ビタミンKなども含まれています。
【バジルシードの効能】
[便秘の解消・ダイエットに]
バジルシードに含まれるグルコマンナンが胃の中で水分を吸収して30倍に膨らみ、ゼリー状になることで満腹感が得られ、食べ過ぎ防止に役立ちます。
また、コレストロールや糖質の吸収を抑える働きも認められています。
食物繊維が豊富なため腸の内容物を膨張させ、蠕動運動を促進し便秘の解消にも役立ちます。
また、グルコマンナンによる腸内善玉菌の活性化・腸内環境改善も期待できるでしょう。
[生活習慣病予防]
バジルシードは現代人に不足しがちと言われているオメガ3系脂肪酸の1つであるα-リノレン酸を多く含んでいます。
α-リノレン酸は体内に入るとEPAやDHAに変換され、コレステロール値や中性脂肪を減少させ血液をサラサラにします。
また血管を柔軟にする事で動脈硬化や心筋梗塞、生活習慣病予防にも有効とされています。
[アレルギーや炎症の緩和に]
多価不飽和脂肪酸はオメガ3系(n-3系)脂肪酸とオメガ6系(n-6系)脂肪酸の2つに大きく分かれています。
オメガ3系で代表的なものは青魚に多く含まれるEPAやDHA、オメガ6系ではイブニングプリムローズ(月見草)に含まれるγリノレン酸や植物油脂に多く含まれるリノール酸などが有名です。
オメガ3もオメガ6も私たちが生きていく上で必要な油分なのですが、食の欧米化や外食・インスタント食品などの普及により現在多くの方はオメガ6系の脂肪酸ばかりを摂り過ぎていることが指摘されています。
オメガ6系の油が過剰となりオメガ3系とのバランスが崩れると、体内の免疫バランスが崩れアレルギー症状などの炎症が起こりやすくなることが報告されています。
そこでオメガ3系の脂肪酸を含むバジルシードを摂取する事でアトピー性皮膚炎や花粉症などアレルギー性疾患の緩和に役立つと考えられています。
またバジルシードに豊富に含まれているグルコマンナンもアレルギー性の炎症の原因であるIgE抗体を減らすという報告があることから、オメガ3系脂肪酸と相乗して抗アレルギー効果が期待されています。
[脳機能向上・うつ予防に]
バジルシードに含まれているEPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸は認知症予防としても人気を集めています。
うつ病の発症率調査ではオメガ3系脂肪酸を豊富に含む魚を多く食べる人ほどうつ病の発症率が低いことやDHAやEPAの投与によりうつ病スコアが改善されるとの報告がされています。
つまりαリノレン酸などのn-3系脂肪酸は脳の神経伝達物質と関わり、うつ病をはじめとする精神疾患の発生低減や緩和効果があると考えられています。
[美肌効果]
α-リノレン酸などのオメガ3系脂肪酸は60兆個とも言われる細胞を包む細胞膜や細胞間脂質の元となっていて、不足すると体全体の機能低下・老化の原因となります。
また、肌のターンオーバーや水分保持力も低下してしまいます。
オメガ3系脂肪酸には血液循環を改善する作用もあるので肌代謝の促進やくすみの解消に役立ち、肌の水分保持力の向上と合わせて乾燥肌・シワ・たるみなどの改善にも有効とされています。
【バジルシード摂取時の注意点 】
妊娠期、授乳期の使用は控えるか、かかりつけの医師に相談するようにしてください。
服用中の薬がある方もバジルシードを食べるタイミング等を医師・薬剤師に相談の上利用するようにしましょう。
また、輸入されたバジルシードにはカビが発生しているものがあることが指摘されているので、検査をしっかりと行っている安心できるメーカー・輸入元の商品を選ぶようにしましょう。
また、一度に多く摂取してしまうと膨張性があるので腸が張って逆に便秘になりやすくなる可能性があるので注意して下さい。
1度に摂る量は小さじ1杯程度までにしましょう。
【バジルシードダイエットの具体例】
① 食事の30分位前に水に浸してふやかしておいたバジルシードを飲む。
※量は小さじ1杯分(4~5g程度)
(バジルシードによって満腹感が得られ、食事量を自然に減らすことができる)
毎食前に小さじ1杯分を飲むとより効果的です。
② ヨーグルトと一緒に食べる
あらかじめふやかしておいたバジルシードをヨーグルトに入れて食べる。
バジルシードのグルコナンマンが分解されたことによってできるオリゴ糖が乳酸菌のエサになるので乳酸菌が増えて活発化し腸内環境が改善されます。
③ドレッシングに混ぜてサラダにかけて食べる。
④バジルシードは熱にも強いのでホットミルクやコーヒーに入れて飲む。
【バジルシードダイエット経験者の感想】
(いい評価)
・1ヶ月で約5,6kg体重が減った
・満腹感があるので間食もしなくなった
・アレンジして作ることも出来るから美味しく食べれる
・リバウンドしなかった
(悪い評価)
・体質に合わなかった
・味はいいけど見た目が好きではない体質に合わなかった
等の声が多いようです。
バジルシードを摂取する事でダイエット効果だけではなく、美容効果など実感する方が多く見受けられます。
食事による摂取カロリーが大幅にダウンするため、すんなり減量が出来るようです。
健康的に痩せることが出来るので、無理せずダイエットを継続することが出来ます。
ダイエットの成功のポイントは空腹によるストレスをいかに回避できるかです。
無理せず、健康的に痩せられるバジルシードダイエットに是非チャレンジしてみませんか?
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