肌が乾燥しないように働きかけるのは、必ずしも外側からのケアだけではありません。
身体の内側からできる乾燥対策、それが食事です。
皮膚の一番外側にある角質層は、水分の蒸発を防いだり外部の刺激から守ったりしてくれます。
このバリアのような役目により、肌は正常に保たれているのです。
逆に角質層が破壊されてしまうとバリア効果が薄れ、肌が乾燥してしまいます。
そのため乾燥肌を改善するには、肌のバリア機能を増大させたり水分の保持を助けたりする食品が有効なのです。
どのような栄養素が、乾燥肌を改善するために有効なのでしょうか?
また、その栄養素を多く含むのはどんな食品なのでしょうか?
これから紹介していきますね。
目次(クリックできます)
【肌のバリア機能を高める食品1】
ビタミンAを多く含む食材:うなぎ、レバー、緑黄色野菜、卵
【肌のバリア機能を高める食品2】
エネルギーがなければターンオーバーが促進されず、肌表面に水分を沢山蓄える力が弱まってしまいます。
そのため肌のカサカサや、かゆみなどの乾燥対策には、ビタミンB1は欠かせない栄養素なのです。
ビタミンB1を多く含む食材:豚肉、緑黄色野菜、豆類、牛乳
【肌のバリア機能を高める食品3】
ビタミンB6は、体内に摂取したタンパク質をアミノ酸に分解する働きがあります。
ここで生成されたアミノ酸によって、肌の水分を保つ働きがある天然保湿因子が作られます。
そのため乾燥肌対策にはビタミンB6の摂取が欠かせません。
ビタミンB6を多く含む食材:ニンニク、レバー、かつお
【肌のバリア機能を高める食品まとめ】
肌のバリア機能を上げる為に心がけたいことは、食事意外にもたくさんあります。
加湿器をつける、洗濯物を干しておくなどして、部屋の湿度を50~60%に保ちましょう。
ずっと暖房の効いた部屋にいると、肌は乾燥してしまいます。
適度に換気する、温かい服装にして設定温度を下げるなど工夫しましょう。
熱いお湯は肌の水分を保つバリアを流してしまうので、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって温まりましょう。
また、自分の肌に合った保湿剤を、こまめに塗るようにしましょう。
肌の乾燥を予防するには、食事によって内側からケアすることと、外側から保湿することの両方が大切ですね。
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