必要な栄養はサプリメントで補える？
たくさんの種類のサプリメントが売られています。
見ていると、すべての栄養を網羅していて、サプリメントで毎日必要な栄養をとれば、食物から栄養をとらなくても生活できるのでは？と思いがちです。
が、そこには落とし穴が待っています。
必要な栄養はサプリメントで？
サプリメントは、「健康補助食品」「栄養補助食品」と言われ、「食品」という認識がされています。
食品ならば、毎日とっても大丈夫だし、食物をサプリメントに置き換えても大丈夫、と思ったりすることはありませんか？
たとえば、食事の時間を取るのもままならない忙しい時は、必要な栄養をサプリメントですべてとってしまえば、食事の時間を削ることができて、時間を効率よく使えるじゃないか、と考える人がいるのではないでしょうか。
サプリメントの栄養成分をしっかり把握していればいるほど、必要な栄養は、必ずしも食物からとらなくても良いのではないか、という気持ちになるかもしれません。
栄養をサプリメントに頼り過ぎた結果
本来、体に必要な栄養は、３度の食事で食物から、しっかりとるのが理想です。
でも、その理想がなかなか難しく、サプリメントに頼ってしまう訳です。
そして、３度の食事をきちんととっていなくても、サプリメントをとっていることで、栄養が偏っている罪悪感が薄まっているように感じませんか？
そうやってサプリメントに頼って、頼って、生活していると、バランス良くとっているつもりでも、簡単にとれるため、多くは栄養を過剰摂取する恐れがあります。
栄養の過剰摂取は体に負担をかけ、健康を害することもあります。
また、サプリメントは、水で流し込むだけで、噛むということをしません。
食物を噛む＝咀嚼という行為は、人の日常には欠かせない行為です。
その上、サプリメントは、栄養はとれても、腸に物が送られず、腸を使わなくなり、体に様々な支障が出ることがあります。
サプリメントの栄養を過信しない
何度もいいますが、サプリメントは「健康補助食品」「栄養補助食品」と言われるように、「補助」する目的を持つ「食品」です。
主力ではありません。
完全に栄養を補えると過信しないことが大事です。
ビタミンが多く含まれている食物の替わりにビタミンのサプリメントをとれば、それで十分な栄養が取れるかというと、そうではありません。
なぜなら、食物は、中心になる栄養がビタミンでも、必ずそれ以外の栄養成分が含まれています。
中には、まだ、抽出されておらず、サプリメントになっていない栄養成分も含まれていることがあります。
そのため、サプリメントの栄養がすべてだと、過信することは、大変危険だといえます。
サプリメントの優れた栄養成分は、補助的な役割で素晴らしい効果を発揮します。
が、あくまでも栄養を補助するものであることを忘れてはなりません。
ｽﾎﾟﾝｻｰﾄﾞﾘﾝｸ
