スーパーフードとして現在話題になっているシークニンというのをご存知でしょうか?
シークニンというのは、鹿児島県の徳之島に伝わる「秘宝のみかん」と呼ばれるほどの栄養素の高い果物なんです。
長寿の島として有名な徳之島に自生している柑橘類であるシークニンはシークワーサーの原種ともいわれています。
農薬や化学肥料を使わずに育てられ、樹齢100年以上の樹木から毎年10月に1度だけしか収穫されないので希少性の高い果実なのです。
島オレンジとも呼ばれていますが、コラーゲンの合成を助けると言われているビタミンCの含有量は温州みかんの約60倍も含まれているそうです。
今回はそんな魅力に溢れているシークニンについて紹介します。
目次(クリックできます)
【ビタミンCの効能】
①抗酸化作用
②コラーゲンの生成に必要。
肌に弾力性に関与。
③ニキビ予防など抗炎症作用
④シミ対策(メラニン色素の抑制)
ビタミンCはメラニン色素の沈着予防や抗酸化作用、抗ストレス作用、免疫力を高める等の働きがあるため、健康や美容に欠かせない成分と言えます。
また、抗酸化作用のあるフラボノイドのノビレチン、タンゲレチン、ヘスぺリジンも豊富なため、老化の原因となる活性酸素を減少させ、アンチエイジング効果が期待できます。
血糖値の上昇を抑える働きもあり、糖化予防や生活習慣病の予防も期待されます。
血糖値抑制にも効果があるという「ノビレチン」も豊富に含まれています。
【ノビレチンの効能】
①血糖値の抑制
②発ガン抑制作用
③慢性リュウマチの予防、治療
④抗認知症作用(アルツハイマーなど)
「ノビレチン」とは、フラボノイドの一種で、血糖値を抑える働きがあります。
血糖値が上昇すると、インスリンが過剰分泌され糖病病になりやすくなったり、高血圧になるとされています。
また、血液の糖質が多くなり、血ががネバネバした状態になる事で、血管がつまりやすく、さまざまな病気の原因にもなりかねません。
他にも、頻尿に悩まされたり、倦怠感を感じやすくなる上、ストレスを受けやすくなるとも言われています。
これを防止できるとしたらとても嬉しい効能だと言えるでしょう。
【ノビレチン含有量比較(100gあたり)】
ヤマ・シークニン 380mg
シークワーサー 267mg
ポンカン 127mg
カボス 89mg
温州みかん 24mg
この数値を見るだけでもシークニンが「徳之島の秘宝」と呼ばれている理由が分かる気がしますね。
【シークニンを特に摂取して欲しい方】
- 血圧の高い方
- お酒を多く飲む方、二日酔いの方、
- 美肌、
- コレステロールの高い方、
- アトピー、
- 代謝が悪い方、冷え性の方、
- 腸の調子が悪い方、
- 疲れやすい方
シークニンは薬では無いので完全に治るとは言えませんが、予防としての効果が期待できると言えます。
【シークニンの調理例】
[カルパッチョドレッシング]
- シークニン果汁 小さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
- ブラックペッパー 適量
[シークニンウォーター]
- 水(炭酸水)
- シークニン果汁
シークニン果汁をミネラルウォーター(炭酸水)で10倍薄める。
デトックスを促す効果があります。
「シークニンハイ」
・焼酎ロック又は水割り+シークニン果汁
・カルピスハイ+シークニン果汁
[他の利用方法]
シークニン果汁は料理やデザート、ドレッシング、ドリンクまで幅広く使える万能調味料です。
焼き魚や鍋のつけダレに数滴加えると、さっぱりとした味わいが楽しめます。
お酒、ジュース、カクテルは勿論ですが、調味料、ドレッシング、酢味噌、ポン酢としても活用できます。
いかがでしたか?
今回シークニンについて調べて「原種」という言葉について考えさせられました。
現在市場に出回っている野菜などの食材は人間が食べやすいように、もしくは大量生産が目的で品種改良が行われているものがほとんどで、昔に比べて含まれている栄養素の量が激減していると言われています。
食料自給率が低い日本だからこそ古来より伝わる原種を大切にした上で日々の生活に取り入れたいですね。
スポンサードリンク