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そのお肌のトラブルで悩みや不安がありましたか？
今から１０年ほど前になります。
私は２０代後半で、就職して５年ほど最初の昇格をして、任される仕事の範囲が増え、やりがいも感じられるようになった頃です。
とある大きなプロジェクトの部門担当者として、本社に転勤になり、連日深夜まで残業が続きました。
深夜２時３時に独身寮に帰り着き、そのままベッドへ直行、朝７時にはざっとシャワーをあびて出勤、という毎日が続き、気づいたら両頬に吹き出物がいっぱいにできてしまっていました。
赤い発疹の真ん中に白いツブが見えているような吹き出物です。
原因はストレスと睡眠不足、洗顔が十分でなかったことに違いないとは分かっていましたが、仕事のスケジュールは楽にならず、十分な休養が取れる状況ではありませんでした。
思春期のぽっちゃり時期も、お肌は奇麗、と言われていたし、自分でもどんな化粧品を使ってもOKの丈夫な肌と思っていたのに、治りにくいお年頃になっての顔中の吹き出物。
鏡を見るのが嫌で嫌でたまりませんでした。
なのに、気になってついつい触ってしまうので、吹き出物が潰れてしまったり、酷いときには出血してしまったりしていました。
吹き出物は潰してしまうと、余計に増えてしまいます。
同僚や上司にも「頬はどうしたの？！」と心配されるくらいになってしまいました。
外出も辛く、会社の人に見られるのも嫌で、「花粉症で」と言い訳をして、ずっとマスクをつけて出勤していました。
本当に花粉症でもあるのですが…。
そういえば花粉症の季節には吹き出物もより酷かったように思います。
ホルモンバランスの崩れやアレルギー反応もあったのでしょうか。
悪化してしまうのが怖くて、メイクも出来ず、眉毛と目元のメイクだけしていましたが、ほぼスッピンで、ずっとマスク姿で出歩かなければならない状態では、すっかり自分に自信がなくなってしまいました。
同じ部署や寮の同僚にランチに誘われても（マスクを取らないといけないな）と思うと積極的に行く気になれませんでした。
そのお肌のトラブルにどのように対処しましたか？
その後、少し仕事が落ち着いたので、知り合いに紹介してもらったフェイシャルエステに行ってみました。
そろそろ結婚も考えていたので、ブライダルエステと式当日のメイクをしてくれるサロンでした。
式まで半年ほどだったので、それまでに奇麗な肌になるのは無理だろうな、と半分諦めながら、もしかしたら、と期待もありました。
そこで担当の方に吹き出物について相談すると、直接フェイシャルエステをするよりもデコルテや下半身のリンパマッサージをしてデトックスすることと、冷え性を解消することを奨められました。
その方のアドバイスに従って、基礎化粧品を刺激の少ないオーガニックのものに変え、洗顔の仕方も変えました。
洗顔はしつこいくらい泡を立てて、ツノが立つくらいの泡で優しく洗顔し、３分くらいかけて徹底的にぬるま湯ですすぐ、というもの。
このやり方をすれば、洗顔料は高価なものでなくても良い、とのことでした。
飲み物も冷たいものは取らず、食事はきちんと３回摂り、根菜を増やすなど冷え性解消に努め、リンパマッサージとフットマッサージに３ヶ月ほど通うと、吹き出物は嘘のように無くなっていきました。
ただ、ピークのときに潰してしまったせいか、痕が残ってしまいましたので、そこからは美白と保湿に気をつけました。
１０年経った今は、じいっと目を凝らすと痕がうっすら見えるくらいになっています。
そのお肌のトラブルが解決したことで気持ちや環境に変化があったら教えてください。
吹き出物がいっぱいのときには、気持ちも本当に辛かったのですが、生活習慣や自分の体を見直す、いいキッカケになりました。
アレルギーや冷え性を改善するために化粧品や食材、生活雑貨などもオーガニックのものやエコのものを選ぶようになり、早寝早起きも習慣になりました。
シャンプーや衣料用洗剤、食器用洗剤などもオーガニックのものを選んでいるせいか、家族ともどもお肌の調子はすこぶるいいです。
また冷え性にいいと聞いて、生理時のナプキンを布ナプキンに変えたのですが、以前は生理が始まると寝込むほど生理痛が酷く、お肌もかさかさになったりしたのですが、今は生理痛もほとんどありません。
ここ何年かは妊娠、出産が続いたため、花粉症のシーズンに薬も飲めていないのですが、それほど症状が重く出ていません。
お肌は、そのときの体調が如実に表れるんだと思います。
トラブル中は本当に辛い毎日でしたが、なんとかしようと一念発起したおかげで、お肌以外の体のトラブルも軽減され、活動的になり、気持ちも明るくなれたと思います。
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