ダイエットの方法で食事を抜く人が多くいます。
根性や気合、我慢など精神論で食事を抜くことが未だ多く蔓延しています。
なぜこれほど蔓延しているのかといえば理由は簡単です。
体重が確実に落ちるからです。
しかし食事を抜いて体重を落とす人は落ちた体重の中身を気にしていません。
それゆえリバウンドを繰り返したり体の機能を弱めてしまう結果に繋がってしまうのです。
まず食事を抜いて減るものは脂肪ではなく筋肉なのです。
筋肉は脂肪のおよそ2倍の重さがあります。
つまり体重を減らすだけの目的ならば脂肪よりも重い筋肉を
減らしたほうが圧倒的に効果的なのは間違いありません。
しかし筋肉が減ってしまった体はどうなってしまうのでしょうか。
筋肉は体のバランスを保つためにとても重要です。
姿勢を保つにも歩行時の転倒防止にも最重要の役割を担っています。
また心臓や肺、食道、舌などもすべて筋肉からできています。
内臓系の筋肉が大きく増減することはないですが、
骨格筋という体を動かすための筋肉は運動習慣や生活習慣、加齢などで大きく増減します。
そして筋肉量と生命を維持するために使われるエネルギー、
つまり基礎代謝量は比例します。筋肉量が増えれば基礎代謝は増え、
太りにくく痩せやすい体質になるのです。
つまり食事を抜いて筋肉量を落とすということは、
太りやすく痩せにくい体にしてしまっているのです。
食事を抜いて体重が減ったからといって食事をもとに戻すと、途端にリバウンドしてしまうのです。
しかも以前よりも太ってしまいます。
極論を言ってしまえば食事を抜き始めたら、それをずっと継続していかなければならないのです。
まさに健康や命にさえ悪影響を及ぼしてしまうのです。
ダイエットに大切なことは、ジャンクフードを代表としたような
高カロリー低栄養で味付けが濃く人々を依存させてしまうようなものは極力避け
バランスの良い食事を3食取ることです。
食事を抜くのではなく食事をコントロールすることが重要なのです。
そして高タンパク低脂肪の食材を多く取り入れることで、筋肉は質のいい状態を保つことができます。
筋肉だけでなく人間の体は水分以外すべてタンパク質からできています。
肌の艶や髪質など美容にもタンパク質は欠かせません。食材で言うと鶏のささ身です。
トップアスリートやモデルなど体が資本の人は積極的に取り入れています。
また大豆は植物性の良質なタンパク質を多く含んでいます。納豆はまさにタンパク質の王様なのです。
有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れバランスの取れた食事を3食きちんと取ることがダイエットの成功の秘訣です。
トレーニングをしなくても食事をコントロールするだけでも体は格段に見違えます。
肌のキメやハリも食事を意識するだけで改善されます。
美容にも健康にもまずは食事の改善を意識しましょう。
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