スーパーフードと言う言葉をよく耳にするようになりましたが、その1つであるマキベリーをご存知ですか?
マキベリーは、人気沸騰中のアサイーをはるかに超える栄養成分を持っているのです。
マキベリーって名前は聞いたことあるけど何だったっけ?という方も既にご存じの方も、一緒におさらいしましょう。
マキベリーの優れた栄養素や効果、効能、レシピを紹介します。
目次(クリックできます)
【マキベリーとは】
原産地はチリのパタゴニアです。
マキベリーは常緑常緑灌木で高さは3-5mの雌雄異体植物です。
果実は直径6mmぐらいの球形で色はつやのある黒色で、完熟するのは1月から3月までのわずか3ヶ月です。
パタゴニア地方は世界で大気が最もクリーンな地域の一つだと言われ、特有の植物相が存在しています。
ストロベリー、ラスベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、クランベリーなどチリのベリー類はこの地域で栽培されていますが、マキベリーはまだ人工的には栽培されておらず、野生のままの希少な品種です。
先住民マプチェ族の人たちは、表皮を天然染料として使用する一方で、葉と実は、収斂性(タンニン分の割合が多い)ため下痢止め、抗炎症薬や解熱剤として民間療法で使用していたといわれています。
【マキベリーの栄養素】
マキべリーにはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれています。
その他にビタミンCや鉄分、カリウムなども豊富でとても栄養価の高いフルーツです。
またマキベリーのアントシアニンはほとんどが抗酸化力の強いデルフィニジンで、果物の中でも最高レベルのORAC値(活性酸素吸収能力値=抗酸化力の値)を持っています。
ポリフェノールが豊富に含まれていて抗酸化力が強い果物で有名なアサイーですが、マキベリーはそのアサイーに比べてポリフェノールは5.4倍、ORAC値(抗酸化力)は7倍も多く含まれています。
アサイーはその栄養価からスーパーフルーツと言われていますがそれを超えるフルーツがミラクルフルーツのマキベリーです。
ORAC値とは・・・
活性酸素を吸収する能力を数値に示したものです。
この値が大きいほど抗酸化作用が高いということになります。
1日のORAC値摂取は3000以上が理想です。
【マキベリーの効能】
●アンチエイジング効果
マキベリーに含まれている抗酸化物質には老化の原因の活性酸素を取り除く働きがあります。
そのため、シミやシワなどのお肌の老化防止や、体の中からの紫外線対策に効果的です。
またコレステロールの酸化も防ぐので心臓発作や脳卒中、動脈硬化といった症状を予防する効果もあります。
●冷え性、肩こり改善効果
アントシアニンが血行を促進してくれるので、肩こりや末端冷え性に効果的です。
また、血流が改善される事で顔色が良くなる他、動脈硬化の改善、肺機能回復、血圧の上昇も抑える効果があります。
●ダイエット、美肌効果
マキベリーにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
カリウムでむくみの改善が期待でき、鉄分で貧血予防、必須脂肪酸も含まれているのでダイエットにもおすすめです。
●疲れ目解消
アントシアニンによる眼精疲労、眼病予防、視力低下の防止改善に期待できます。
●炎症を抑える効果
マキベリーは体内における炎症を抑える作用を持っています。
また、細菌による炎症にも効果がありのどの痛み、発熱、下痢、潰瘍の治療にも使用できます。
●抗がん作用
がんの原因のひとつとして活性酸素によってがん抑制遺伝子ががんの遺伝子が暴れだすことが考えられます。
この遺伝子が増え続けると正常な細胞も破壊し体全体の機能を破壊します。
マキベリーは細胞の悪化を抑止し体内環境をきれいに整え、がん細胞の増殖を防ぐ働きもあります。
【マキベリーがおすすめのひと】
炎症を抑えたいひと
のどの痛みがひどく和らげたいひと
いつまでも若々しくいたいひと
糖尿病を改善したい、また予防したいひと
ダイエットしたい、また肥満を予防したいひと
【マキベリー摂取方法】
マキベリーはフルーツですが簡単にスーパーで手に入る食品ではありません。
通常やネット通販などでフリーズドライにしたマキベリーをパウダー状にして販売されているものが多いです。
【マキベリーの摂取量と副作用】
マキベリーのパウダーなら1日の摂取量は5~6gが目安です。
多く摂っても効果が倍増するという事はないとの事です。
そして気になる副作用ですが、マキベリーに副作用はありません。
ただし、ポリフェノールを多く含んでいるので鉄の吸収を悪くする可能性はあるので、気をつけて下さい。
【マキベリーを使ったレシピ】
[マキベリーといちごのスムージー]
- マキベリーパウダー 小さじ1
- いちご 50g
- バナナ(冷凍) 50g
- 牛乳 100ml
- ヨーグルト 100g
①マキベリーパウダーとヨーグルトをよく混ぜ合わせる。
②いちご・バナナ・牛乳をミキサーに入れ、撹拌する。
③①で作ったスムージーを流し入れ、その上から②のスムージーを流し入れれば完成
[蕪のマキベリー漬け]
- カブ 2個
- 塩 小さじ1
- 酢 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 昆布(細切り) 適量
- たかのつめ 1本
- マキベリーパウダー 小さじ2
①カブは皮をむかずによく洗い、葉の部分を落としたら3ミリ程度の厚さでいちょう切りにする。
②保存袋にカブと塩を加え、塩もみをする。
③5分程おいたら、マキベリー、昆布、酢、砂糖、鷹の爪を加え、よく揉み一晩寝かせれば完成
[マキベリーの万能ソース]
- バルサミコ酢 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ1
- こしょう 少々
- マキベリーパウダー 大さじ1
①フライパンにマキベリーパウダー以外の材料を入れ、とろみがつくまで弱火で加熱する。
②とろみがついたら容器に移し、粗熱を取ってからマキベリーを加えよく混ぜ合わせれば完成
※マキベリーは加熱すると栄養が壊れてしまうため、粗熱を完全にとってから混ぜる。
マキベリーの魅力は伝わりましたか?
シミやシワを改善し美肌を保ちアンチエイジングに効果がある点からもモデルやセレブの間で流行っているのも納得できますね。
アサイーやチアシードなどのスーパーフードと組み合わせれば、自分だけのオリジナルスペシャルフードで楽しみながら日々の生活をより良いものにしてみてはいかがですか?
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