出典www.dlt-spl.co.jp
スピルリナは健康に良いと話題になっていますが、一体どんなものなのか具体的にご存知ですか？スピルリナは、様々な栄養素を含む“スーパーフード”として世界でも注目されています。
そこで今回は、スピルリナの効能と効果について詳しく紹介します。
目次（クリックできます）
【スピルリナとは】
スピルリナとは、0.3～0.5mm程のらせん状の 藻(も)です。
ラテン語で「ねじれる」「らせん」などの意味があり、とても強力な生命力が特徴です。
熱帯地方の湖に多く存在しています。
栄養素の豊富さから注目されるようになりました。
【スピルリナに含まれる栄養素】
スピルリナにはたんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)・ビタミン・ミネラルの、5大栄養素が含まれています。
たんぱく質を構成する必須アミノ酸のすべてを含んでいたり、食事で不足しがちなマグネシウム・鉄などのミネラルも豊富です。
さらにスピルリナは消化吸収がとても良く、この豊富な成分がスムーズに体へ吸収されます。
2時間程度で成分の約90％が体に消化されるといわれています。
スピルリナは加工されたサプリメント(錠剤・粉など)で摂り入れるのが一般的です。
総合栄養補助食品として世界的に知られていて、NASAなども“未来の食糧”として注目しています。
50種類以上もの栄養素がバランスよく含まれているスピルリナは、食糧難を救う力も秘めている“スーパーフード”として世界で注目されています。
スピルリナは、特に下記の成分が豊富に含まれていると言えます。
・タンパク質＝ 大豆の乾物 約40% に対して、スピルリナ 約60～70%
・天然色素のフィコシアニン（抗炎症作用、抗酸化作用、免疫力を高める作用を持つ）
・必須アミノ酸の一種のフェニルアラニン
・βカロチン（ほうれん草の約７０倍）
・ビタミンB群（ビタミンB１２類緑物質）
・鉄分（スピルリナ10g当たりに対し、約1.5gが体内に吸収されると言われている）
・３０種以上のミネラル類やビタミン
・クロロフィルa(緑)、カロチノイド(橙黄)、フィコシアニン(青)の3種類の色素成分
【スピルリナの効能】
[便秘の改善]
スピルリナには非常に豊富な食物繊維が含まれています。
スピルリナにはクロレラの約4倍の食物繊維が含まれているため、腸内環境を自然に整え、便秘が改善されると言われています。
また、天然の植物性プランクトンなので、お子様から妊婦の方まで、安心して利用出来る点でも人気があると言えます。
[生活習慣病予防（肥満の改善、ダイエット効果）]
スピルリナは非常に豊富な栄養素や食物繊維を含んでいるため、便通が良くなります。
また、栄養素の中にアミノ酸が含まれており、そのアミノ酸がリパーゼ（脂肪を分解する酵素）の働きを活発にする事や、スピルリナ自体が食べた後に胃の中で水分を吸収して膨らむので、満腹感を促し、食欲を抑制してくれるという点もあります。
無理なダイエットは体調を崩す原因にもなりますが、豊富な栄養素を含むスピルリナを食前３０〜６０分前に飲むことで効果的なダイエットに繋がるということになります。
[皮膚炎の改善]
スピルリナには、クロロフィル(葉緑素)や、天然色素のフィコシアニン（抗炎症作用、抗酸化作用、免疫力を高める作用を持つ）が豊富に含まれています。
これらの成分は、血液のもととなったり、その血液中の毒素を無毒化する働きがあり、アレルギーを引き起こすヒスタミンを無毒化してくれます。
また、免疫力も向上することから、アレルギーを緩和すると言われています。
さらに、スピルリナには良質のタンパク質を豊富に含んでいる為、皮膚だけでなく、爪への効果もあります。
スピルリナには爪の健康に役立つと言われているタンパク質、ミネラル、ビタミンが全て含まれているからです。
[コレステロール値、血糖値の改善]
スピルリナに含まれるγ-リノレン酸、リノール酸は、血中コレステロールを調整し、高血糖値も正常に戻す働きがあることから、血圧や血糖値、コレステロール値を危惧する方にはおすすめです。
また、カリウムが不足しがちな肝臓病に対しても、スピルリナにはカリウムが含まれているので、補うことが可能であり、スピルリナは消化率が高いため過剰な胃液の分泌を防ぎます。
更に、葉緑素が胃腸の粘膜を保護し、糖分の代謝を活発化するビタミンB1、肥満改善に役立つビタミンB2も含まれていることから糖尿病にも効果的だと言われています。
[肩こり、偏頭痛の緩和]
筋肉の緊張によって引き起こされることが多いとされる、頭痛や肩こりですが、スピルリナには食物繊維やγ-リノレン酸、リノール酸が含まれているため、血液の流れも良くなり、慢性的頭痛や偏頭痛、倦怠感や冷え性も改善されると言われています。
[貧血の改善]
スピルリナは、血流を良くするだけではなく、貧血の原因や鉄分不足も補えるため、貧血気味の方には、おすすめです。
鉄分豊富な食品例としてほうれん草や、レバー、大豆などが挙げられますが、１日の必要鉄分量をこれらの食品で補うことは、なかなか困難です。
スピルリナは、レバーなどよりも豊富な鉄分を含んでいるほか、造血作用のある葉緑素、消化吸収率を高めるタンパク質やビタミンCも同時に補えるため、貧血にも有効だと言われています。
その他にも下記の様な効能が期待できます。
・アンチエイジング作用がある（抗酸化作用により、活性酸素を除去するため）
・風邪をひきにくくする（リンパ球を活性化させ、免疫力を高めるため）
・抗炎症作用がある（フィコシアニンに炎症を抑える働きがあるため）
・二日酔いを予防する（アセトアルデヒドを分解してくれるため）
【スピルリナをおすすめ出来ない人】
以下にあてはまる方はスピルリナの摂取をおすすめ出来ません。
■海産物アレルギーの方
■ビタミンKの摂取に制限のある方・ワーファリン（血液凝固阻止剤）を服用している方
■尿酸値が高い方
■副甲状腺機能障害のある方
■高熱がある方
上記以外の方で薬を服用中の方・治療中の方も、必ず医師に相談の上摂るようにしてください。
【スピルリナの摂り方・注意点】
スピルリナを摂り入れる時のポイントをご説明します。
※スピルリナはサプリメントで摂る
藻そのもののスピルリナを手に入れるのは難しいため、加工された錠剤・粉などで摂りましょう。
毎日続けて摂る事が理想的なので、続けやすいサプリメントを選ぶようにして下さい。
最近ではパウチ状の生スピルリナなども販売されているようです。
※1日の摂取目安量は、1日2～5g程度です。
スピルリナに限らず、過剰摂取は体に悪影響を与える事があります。
適量の摂取であれば、副作用などが起こる事は無いとされていますが、まれに体質などによって、下痢・胃の不快感などが起こる事があります。
もしも体調が悪くなった場合はすぐに摂取を中止してください。
※スピルリナを摂ってから30分はアルコール・コーヒーなどを摂らないで下さい。
アルコールやコーヒー、清涼飲料飲料水などはスピルリナの栄養などを壊すと言われています。
スピルリナを摂ってから約30分は、これらの飲み物を控えるようにしてください。
【おすすめのスピルリナ製品】
スピルリナは、錠剤タイプや粉タイプがあります。
海外では粉タイプをスムージーなどで飲むのが一般的のようですが、現在日本では錠剤タイプが普及しています。
より気軽に摂りたい方は錠剤、料理などに入れてアレンジを楽しみたい方は粉タイプがおすすめです。
[錠剤タイプ]
・ザ・スピルリナ
スピルリナ錠剤の中でも、コーティングで匂いが気になりにくいサプリメントです。
ザ・スピルリナにコラーゲン・乳酸菌などがプラスされた“ザ・スピルリナEX”もあります。
[粉タイプ]
・スピルリナパウダー
パウダー状になっているのでお菓子や料理に入れて摂る事が出来ます。
味・香りが粒タイプよりも強めなので、味を見ながら少量ずつ足していく事をおすすめします。
水に溶かすと磯の香りがして、味は薄い昆布だしのような感じです。
基本的には食べ物や飲み物等何に加えてもいいのですが、おすすめは味噌汁です。
また、アセロラジュースやりんごジュースで割って飲んだり、パンケーキを焼く時に混ぜたりなんかもいいかもそれません。
自分好みのアレンジを探してみて下さい。
日本ではまだあまり聞きなじみのないスピルリナですが、豊富な栄養素で世界的に注目を集めるスーパーフードです。
免疫力アップや美肌・アンチエイジングなど、私たちの健康な体に良い効果がたくさんあります。
つまり、完全食とも言えるバランスの取れたスピルリナを摂ることは一要素のサプリメントを摂るよりも幅広い効果が期待できると言う訳です。
皆さんもスピルリナを生活に取り入れて栄養のバランスを整え、健康の土台をしっかりと作ってみてはいかがですか？
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