アセロラですが、体に良いとわかっていても、健康や美容に対してどんな影響を与えてくれるか知っていますか?
ジュースや健康食品で見かける実は、アセロラには様々な栄養素が含まれておりオススメしたい食品なんです。
ここでは知られざるアセロラの秘密を紹介していきたいと思います。
目次(クリックできます)
【アセロラに含まれる栄養素】
[ビタミンC]
アセロラはビタミンCがとても豊富に含まれています。
その量はなんと、レモンの10倍とも言われています。
アセロラの栽培過程で、紫外線から身を守る為にアセロラ自身でビタミンCを合成しているのです。
そのためビタミンCを多く含むようになりました。
[葉酸]
水溶性のビタミンB群に分類される葉酸は赤血球の生産を助けてくれる栄養素です。
アセロラの可食部100gに対して葉酸は45mcg含まれており、日本人の最低摂取量が1日200μgなのでアセロラを摂取すると比較的簡単に達することができます。
[カリウム]
アセロラにはむくみなどを予防するカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは体の中にあるナトリウムを排出する働きがあり、高血圧の予防などに役立ちます。
[アントシアニン]
アントシアニンとは植物界で赤、青、紫色の水溶性色素のことを指します。
アントシアニンはポリフェノールの一種ですが、その他にケルセチンも含んでいるため体内から体を綺麗にしてくれます。
【健康面に対する効果】
[風邪を予防して体を健康に保つ]
アセロラに含まれているビタミンCは免疫力を高めて感染症の予防をし、体調の回復を早めてくれます。
ビタミンCは、体内に侵入した異物(細菌やウイルスなど)を撃退する働きをもつ血液中の白血球、特に好中球に大量に含まれています。
感染症にかかると、この白血球の中のビタミンCが使われ減ってしまうことから、白血球の機能を高める作用が、ビタミンCにはあると考えられています。
その他にも白血球の機能を向上する働きもありますので、ビタミンCが不足していると感じる人はアセロラを摂取するだけでも体調に違いを感じると思います。
[抗炎症作用に優れている]
年齢を重ねてくると関節が炎症を起こす関節炎などはに悩む方も多いと思います。
関節炎は活性酸素が原因になっていると言われています。
アセロラに含まれているケルセチンには活性酸素を除去する働きがあります。
そのため、関節炎を予防してくれるといわれています。
[ストレスの抑制]
ビタミンCの働きの1つにストレスを和らげてくれる効果があるそうです。
ドーパミンやアドレナリンなどの神経伝達物質の合成を助けてくれたり、ストレスを和らげるホルモンの1種「副腎皮質ホルモン」の生成を促進してくれます。
[目の健康]
物がボヤけて見えたりショボショボしたりする時にはアントシアニンを含むアセロラが良いとされています。
即効性が期待されますが、効き目は24時間で消えてしまうので定期的な摂取が望まれます。
[生活習慣病]
マウスを使った研究でアセロラが生活習慣病の予防に効果的だということが証明されているそうです。
食生活の欧米化や生活習慣が不規則になることで起こる様々な病気(高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満など)は近年患者が増えているためアセロラの持つ効果が期待できます。
【美容に対するアセロラの効果】
[ニキビ治療に抗炎症作用]
アセロラに含まれる「ケルセチン」は抗炎症作用に優れています。
顔にできるニキビや吹き出物の多くは炎症により起こります。
そのため、抗炎症作用のあるアセロラを摂取すると体の内側からニキビや吹き出物に働きかけて早く治療してくれるそうです。
[シミ・ソバカスに効果的]
アセロラの主成分ビタミンCは美容にかかせない栄養素です。
また、アセロラに含まれているアントシアニンはシミやソバカスの原因になるメラニンを抑制してくれる働きがあります。
・シミやソバカスができる原因
シミやソバカスの原因であるメラニンは「チロシン」と呼ばれるアミノ酸から作られています。
メラニンを生成する酵素「チロシナーゼ」が活性化するとチロシンと結合しシミやソバカスが発生します。
アセロラを摂取するとチロシナーゼがポリフェノールと結合し、メラニンの生成を抑えるということになります。
それと併用してビタミンCの抗酸化力が働くことによってシミやソバカスを薄くしたり美白効果があると言われています。
[コラーゲンの生成を助ける]
加齢ととも肌細胞やコラーゲンは減していく一方で、シワの原因になります。
アセロラの成分にコラーゲンは含まれていませんが、代わりにビタミンCがコラーゲンにとって必要不可欠になります。
・ビタミンCとコラーゲンの関係
体中で合成されるコラーゲンは年々減少していきます。
体内でコラーゲンが作られる時に必要になるのがビタミンCです。
そのため、ビタミンCが不足するとコラーゲンが生成されなくなり結果シワの原因になります。
コラーゲンの生成が活発に行われるようになると新陳代謝も高まるため、肌にハリが戻り爪や髪などにも艶がでるといわれています。
[抗酸化作用でアンチエイジング]
私たちの体は年齢を重ねるにしたがって酸化していきます。
そのため、アンチエイジングにかかせないのが抗酸化作用です。
・抗酸化作用について
生活する上で私たちの体の中に活性酸素が生まれます。
活性酸素はストレス、喫煙、飲酒、紫外線などが原因で発生しますが、名前のとおり体の酸化作用のことをいいます。
体が酸化していくと細胞を傷つけ肌のハリやシワ、たるみといった老化現象が起こります。
ビタミンCは「抗酸化物質」と呼ばれ、酸化しやすい物質です。
食品として摂取すると体の酸化が始まる前に摂取したビタミンCが先に酸化を始めるため、体の酸化を予防してくれるそうです。
生活している上で活性酸素は決してなくならない成分なので、アセロラを食べてビタミンCを摂取することで老化防止につながるかもしれません。
[葉酸で肌細胞の活性化]
葉酸はビタミンB群の一種で肌のターンオーバーを助けてくれます。
一般的に葉酸は赤血球の形成の補助やタンパク質の生成や合成に関係していますが、実はタンパク質の合成が肌と深い関係にあります。
タンパク質の合成や生成のスピードが早くなると肌の細胞分裂のスピードが上がり、綺麗な肌への生まれ変わりが早くなります。
【アセロラの摂取方法】
アセロラの栄養素を効果的に摂取する方法を紹介します。
毎日定期的に摂取することが大切になりますので、自分のライフスタイルにあった摂取方法を見つけましょう。
※アセロラはできるだけ毎日摂取する
アセロラに含まれているビタミンCやポリフェノールは水溶性の栄養素なので、一度にたくさん摂取しても余分になった栄養素は体から排出されてしまいます。
また、体内で合成する事も出来ないので毎日欠かさず摂取しましょう。
※補助食品のサプリメントやジュース
補助食品のサプリメントやアセロラジュースは吸収率もよく規定量を摂取することができるので、忙しい人や忘れがちな人にオススメです。
また、価格も安く毎日続けることを考えてもサプリメントやジュースは手軽にアセロラの栄養素を摂取できるといえるでしょう。
※生のアセロラが手に入ったら、まずは生のままで食べてみましょう。
甘味種のアセロラなら生でも十分に美味しく、栄養価もそのまま食べることができます。
しかし、酸味種のアセロラのは酸っぱいのでそのままたべるのにはおすすめしません。
[酸味種とは]
バーモントやレーボルクなど酸味の強いアセロラです。
甘味種よりもビタミンCを多く含んでいるのが特徴で、基本的にジュースやジャムなどの加工品として販売されています。
[甘味種とは]
粒が大きいフロリダスウィート、甘酸っぱさが特徴的なマノアスウィート、ルビートロピカルなどがあります。
酸味が柔らかいので生食に向いています。
いかがでしたか?
最近では、アセロラの飲料や粉末を配合したビタミンC剤などが数多く販 売されており、喫煙者・ストレスの多い人・運動量の多い人などは、ビタ ミンCの消耗が激しいため、進んでアセロラを摂取しましょう。
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