黒酢でダイエット!優れた効果とは? | 女優・モデルのメイク方法と美容の秘訣
出典:http://www.skincare-univ.com/article/004788/
最近になって、黒酢が健康食品として注目され、続々と商品開発されています。
これは黒酢に含まれている成分が、健康維持に良いとされているためです。
ここでは黒酢の特徴と効果、種類やダイエット法、レシピを紹介していきます。
目次(クリックできます)
【黒酢の特徴】
黒酢は、JAS規格(農林水産大臣による品質保証規格)の中で、「米(玄米)に大麦または小麦のみを加えたものを原材料としたもので、穀物酢1リットルに対して原材料が180g以上使用されており、発酵や熟成によって褐色または黒褐色になったもの」と定められています。
黒酢は穀物酢の一種ですが、使用される原料によって「米黒酢」と「大麦黒酢」に大きく分けられます。
熟成期間に黒褐色へ変化するのは、食酢の中でも群を抜いてアミノ酸が含まれているせいで、このアミノ酸が食品の加工や貯蔵の際に褐変反応を起こし、黒褐色へと変化するのです。
このアミノ酸の含有量の多さが、黒酢が注目され始めたきっかけとも言えます。
先ほど述べたように、黒酢と一般の酢で一番の違いは、アミノ酸の含有量が違うことです。
穀物酢では、アミノ酸含有量はせいぜい0.5%前後ですが、黒酢の中には2%近く含んでいるものもあります。
また、黒酢と酢の違いは「色」「香り」「味」にも現れます。
黒酢は名前の通り、黒褐色をしています。
この黒い色は製造工程における麹菌の作用によるもので、「アミノカルボニル反応(メイラード反応)」と呼ばれている化学反応です。
食品を例に挙げると、みそやしょうゆの色もこの化学反応によるもので、食品に含まれるアミノ酸などの成分が褐色物質を発生させます。
この色は、長年熟成させるほどより濃くなります。
また、もうひとつの特徴として香りと味が挙げられます。
穀物酢や米酢特有のツンとした香りと酸味の強い味に対して、黒酢は独特のまろやかな香りとコクのある風味があります。
これもまた、長い熟成期間によるもの。
それから、黒酢が他のお酢よりもアミノ酸を豊富に含んでいるためです。
更に、黒酢と酢の違いを「原料」と「製法」から見てみましょう。
農林水産省による黒酢の定義では「穀物酢のうち米または、米に小麦か大麦を加えたものが原料で、1000mlにつき180g以上の米を使用したものを発酵・熟成によって褐色または黒褐色になったもの」と定められています。
黒酢と酢の違いは、製造法と原料にもあるのです。
米酢は精米を使いますが、黒酢は玄米または大麦を原材料としています。
また米酢は原料となる蒸した精米をホーローやステンレスなどの金属容器のなかで発酵させ、約4ヶ月という短い時間で完成します。
一方の黒酢は、じっくりと長い時間をかけて発酵・熟成されます。
長期間熟成された証としてアミノ酸を豊富に含み、色、コク、香りと共にお酢の旨みを凝縮させていると言われています。
壺の中に原材料を仕込み、自然の環境のもと1~3年という長い熟成期間を経て完成させる、という黒酢の伝統的な製造方法は、今でも行われています。
黒酢が健康維持食品として注目されたのは、その成分にあります。
成分量は原材料や製造方法、熟成期間によって変化します。
次に黒酢の種類について紹介します。
【黒酢の種類と栄養素】
黒酢は農林水産省のJAS規格に基づき、「米黒酢」と「大麦黒酢」の2種類があります。
1000mlにつき180g以上の米(玄米)を使用したものを、発酵・熟成によって褐色または黒褐色になったものを「米黒酢」と呼んでいます。
また、大麦のみを使って同様に製造したものが「大麦黒酢」です。
次に、黒酢に含まれる栄養素を紹介します。
必須アミノ酸
黒酢ブームの火付け役と言えるのが、この必須アミノ酸です。
体内で合成することができない9種類の必須アミノ酸のうち、黒酢はトリプトファン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンの8種類を含有しているのです。
食事では、バランス良く摂取することが難しい必須アミノ酸やアミノ酸を、黒酢を飲むことで補うことができます。
酢酸
黒酢の主成分は、この酢酸です。
酢酸は、人間の体内に入るとクエン酸となりますが、クエン酸は、疲労の原因となる乳酸を分解してくれます。
その他にも黒酢にはリンゴ酸、コハク酸、フマル酸などの有機酸が含まれています。
有機酸は腸内環境を整えたり、カルシウムの吸収を助ける働きをしてくれます。
ビタミンB群、ミネラル
黒酢には、ビタミンB群やミネラルも含まれます。
ビタミンBは、身体の健康維持や代謝の働きを促す役割を持っていますが、体内に蓄積できないものなので、毎日食事から摂取しなければなりません。
また、ミネラルは5大栄養素のうちの1つであり、これも食事から取り込まなければならない栄養素の1つなのです。
黒酢は、一般の穀物酢に比べると原料の玄米を多く使用し、長い時間をかけて醗酵・熟成しているので、アミノ酸や有機酸、ビタミン・ミネラル類が豊富に含まれているのです。
黒酢に豊富に含まれるアミノ酸やビタミン・ミネラル類は、次のような健康効果を発揮します。
【黒酢の健康効果】
高血圧予防
お酢に含まれる物質がACEという酵素の働きを阻害し、血圧の上昇を抑えることが知られています。
お酢のなかでも、黒酢(玄米酢)が最も高血圧抑制効果が高いことがわかりました。
血流改善
お酢の血液サラサラ効果と黒酢に豊富なアミノ酸効果がプラスされ、黒酢の血流改善効果は強力です。
抗酸化作用
お酢には、抗酸化作用があります。
黒酢は他のお酢よりも、特に抗酸化作用が強いといわれています。
大腸ガン抑制効果
長期にわたる研究で、黒酢を長期間摂取することで大腸ガンの発生を抑制することがわかりました。
お酢は血圧が正常な方や低血圧の方が摂取しても、血圧を下げることはありません。
血圧を下げるのは、血圧が高い方だけです。
食欲増進のサポート
黒酢の主成分である酢酸を摂取すると、唾液や胃液の分泌を促します。
よく、すっぱい物を食べて唾液が出てくるのはこのためです。
この消化液の分泌促進から、黒酢は食欲増進のサポートに適していると考えられています。
これは黒酢がダイエットに不向きだと言われてしまう要因ともなっているのですが、実は黒酢の効果の1つには、内臓脂肪の減少を促す作用も実証されています。
さらに黒酢にはアミノ酸がバランス良く含まれており、このアミノ酸も脂肪燃焼を促す働きがあると考えられています。
疲労回復のサポート
黒酢の主成分である酢酸は、食欲増進のほかにも疲労回復のお手伝いをしてくれる要素があります。
体内に入った酢酸はクエン酸に変換され、クエン酸サイクルを発動します。
クエン酸サイクルとは、クエン酸を燃焼させ細胞を活性化させる働きです。
このサイクルが働きだすと、疲労物質である乳酸を分解してくれるので疲労回復のサポートになるのです。
減塩のサポート
黒酢の味は濃いため、料理に使用すると主役級の調味料になります。
このおかげで、塩分を使う機会が少なくなります。
塩分は血圧上昇の原因の1つ。これに対して黒酢は調味料としてだけでなく、主成分の酢酸が血圧降下の働きを促進してくれるのです。
さらに黒酢には、食後の血糖値を下げる傾向もみられます。
防腐としての役割
黒酢は食品としての役割の他にも、防腐や殺菌効果という側面を持ち合わせています。
黒酢に限らず、食酢は高い殺菌能力を備えていることが実証されていて、その殺菌効果が防腐としての役割を引き起こしているのです。
他にも吸収率の悪いカルシウムと黒酢を併用すると、カルシウムの吸収率が上昇したり魚の臭みを取ってくれるなど、黒酢の多様な効果に驚かされます。
黒酢が私達の体にもたらす健康効果について紹介してきましたが、黒酢はダイエットにも効果があるとされているのをご存知ですか?
そこで、黒酢ダイエットについても紹介させて頂きます。
【黒酢のダイエット効果】
黒酢ダイエットとは、ダイエットに良いとされるクエン酸やアミノ酸が豊富に入った黒酢を摂取することで、脂肪燃焼効果、基礎代謝の維持・向上を期待するダイエットです。
そのやり方はとても簡単で、1日に30ml程度の黒酢を飲むという方法です。
飲むタイミングは食後が良いでしょう。
食前に飲むと、胃に負担がかかることがあります。
黒酢に含まれるダイエットに良い成分
- クエン酸:脂質や糖分の燃焼を促進するほか、疲労回復にも効果があります。
- 必須アミノ酸:基礎代謝の維持・向上に不可欠な成分で、摂取することでダイエット中に陥りがちな基礎代謝の低下を防げます。
黒酢ダイエットの注意点
黒酢は酸味が強く、そのままでは飲みにくいと感じる人もいるでしょう。
そういった時は無理をせず、少量から始めたり、はちみつやヨーグルト、牛乳に混ぜて摂取したりすると良いでしょう。
また、黒酢さえ飲んでいれば何をしても痩せるというわけではありません。
適切な食事と適度な運動も忘れないようにしてください。
黒酢がダイエットに効果的と言われても、毎日飲むのではすぐに飽きてしまって続かないなんて事もありますよね。
ダイエットは1日にして成らず!継続させる事が大事です。
そこで、黒酢のアレンジレシピをいくつか紹介します。
【黒酢のアレンジレシピ】
出典:http://cookpad.com/recipe/3997708
黒酢バナナ
バナナ酢ダイエットが話題ですが、黒酢で作るとさらに効果倍増。
ダイエットだけでなく便秘や美肌の効果も期待できます。
黒酢の牛乳割り
黒酢を牛乳で10倍~20倍程度に割り、毎日2~3杯飲みましょう。
黒酢の血行促進効果と牛乳のタンパク質が育毛に効果抜群。
薄毛に悩まれている方は、毎日欠かさずにお飲み下さい。
小アジの黒酢南蛮漬け
カルシウムたっぷりの小アジを素揚げし、黒酢、しょうゆ、酒、豆板醤、ネギを合わせた漬け汁につけます。
黒酢効果でカルシウム吸収がよくなるのでお勧めです。
【黒酢でダイエット!優れた効果とは?まとめ】
いかがでしたか?
黒酢の健康効果について紹介しましたが、いくら身体にいいからといって大量摂取はよくありません。
黒酢は、その酸味の強さから胃の粘膜を刺激してしまう危険が高いのです。
そこで、料理以外に利用する場合は1日15ml~30mlを摂取量の目安として、食中か食後に水やジュースなどで薄めて飲むようにしてくださいね。
スポンサードリンク