カカオポリフェノールの優れた健康効果とは? | 女優・モデルのメイク方法と美容の秘訣
カカオ豆とは、みんな大好きなチョコレートやココアの原料となる物で、カカオ果実の中にある種子のことです。
学名は「テオブロマ・カカオ」といいます。
昔は王族・貴族・お金持ちしか食べられない貴重な食べ物だったこともあり、「テオブロマ」とは「神様の食べ物」という意味があるのです。
カカオ豆の味は、産地・カカオの樹の種類・栽培地の土壌・気候などにより変わってきますが、チョコレートのメーカーは製品ごとに豆を何種類かブレンドして特徴を出すことが多いそうです。
近年、注目を集めているチョコレートの健康効果ですが、その秘密はカカオの特有成分である「カカオポリフェノール」にあります。
今回は、世界中から注目されるカカオポリフェノールの優れた健康効能について探ってみましょう。
そもそもカカオポリフェノールとは、チョコレートやココアの原料であるカカオ豆に含まれるポリフェノールのことです。
緑茶や赤ワインなどカカオポリフェノールを含む食品はさまざまありますが、なかでも量が豊富で多くの人が自然に摂取しやすいのが、カカオ製品だといわれています。
カカオポリフェノールは、エピカテキンやカテキン、プロシアニジンなどで構成される成分で、「フラバノール」とも呼ばれています。
フラバノールは、記憶力の大幅な向上に効果があるとされる成分です。
また、カカオにはビタミンA・ビタミンB群・必須脂肪酸・必須アミノ酸・タンパク質・脂質・糖質・テオブロミン・食物繊維・カカオポリフェノール・ミネラル類などが含まれています。
更にカカオには、恋してるときに分泌される「恋愛ホルモン」こと「フェニルエチルアミン」や気分が良い時に分泌され「至福ホルモン」とも呼ばれる「アナンダミド」も含まれており、フラバノール同様に要注目です。
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【カカオポリフェノールのさまざまな効能】
リラックス効果
チョコレートの香りやテオブロミンは、脳に刺激を与えて神経を静め緊張をやわらげ、ストレスに強くなる効果や集中力アップ・満足感・幸福感・リラックス効果を与えてくれるといわれています。
自然界でテオブロミンが含まれているのは唯一カカオだけといわれており、テオブロミンは「癒し物質」といわれる「セロトニン」の分泌を促進させる作用があり、カカオポリフェノールにもストレスをやわらげるリラックス効果があります。
便秘解消
カカオには食物繊維が多く含まれるので便秘解消が期待できます。
食物繊維は腸内環境を整える効果があり、腸内の老廃物を外に出したり、腸内の善玉菌を増やす作用があるのです。
また、カカオプロテインによって腸の調子を整えることも発見されています。
動脈効果を防ぐ
動脈硬化とは、活性酸素によって酸化した悪玉コレステロールにより血管が硬くなってしまうことなのですが、カカオポリフェノールの抗酸化作用には動脈硬化予防効果があり、悪玉コレステロールの酸化を防いでくれるといわれています。
生活習慣病予防
カカオポリフェノールによって、脂肪蓄積を抑えることによる生活習慣病予防効果があるといわれています。
生活習慣病予防を期待するのであれば1日に200~500ミリグラムくらいのカカオポリフェノールを1日に数回に分けて摂取するのがオススメです。
具体的には、一日にひとかけらのビターチョコレートかココア一杯を毎日続けると良いといわれています。
ガン予防に期待
カカオのポリフェノールの量は意外と多く、緑茶の8倍といわれています。
スイス・イギリスなどチョコレートを多く食べる国民には胃がん患者が少ないというデータもあり、豊富に含まれる食物繊維のおかげで腸疾患の予防効果もあるようです。
そのほかカカオポリフェノールによる抗酸化作用による脳機能の改善効果・抗菌・冷え性改善・心臓病のリスク低減などの効果が期待できます。
【カカオポリフェノールを含む商品は?】
チョコレート
カカオ豆といえば、やはりチョコレートですね。
カカオポリフェノールがたくさん含まれているチョコレートを選ぶときは、「カカオ何パーセント」などと記載されている、ハイカカオチョコレートやビター(ダーク)チョコレートがオススメで、カカオ分が高ければ高いほどカカオポリフェノールが多く含まれています。
ビターチョコレートとは、本来はミルクが入らずカカオマスが40~60パーセントのチョコレートのことをいうのですが、ミルク分や糖分が少ないチョコレートのことを指すこともあります。
「生チョコレート」として販売されるのは、チョコレート生地に生クリームや洋酒など、水分が多いものを練りこんだもので日本独特の規格です。
その水分の多さゆえに賞味期限が短いので注意しましょう。
チョコレートを食べるとニキビができると恐れる方もいらっしゃいますが、アメリカの研究では「チョコレートを食べることとニキビは直接の関係はない」と発表されています。
スウェーデンで行われた実験によると、間食にチョコレートを食べた人よりもキャンディーなどを食べた人のほうが虫歯が多くなることがわかり、そのためチョコレート・ココアには、虫歯菌を抑制する効果があることが認められました。
ですがチョコレートを食べた後には歯磨きを忘れずにしましょう。
ココア
実は、チョコレートとは長い間、飲み物として摂取されていたのですが、ココアとホットチョコレートの厳密な区分はないとも言われています。
ココアは病院や介護機関でも活用されています。
主な理由は、便秘や下痢の改善・床ずれ防止・ミネラル欠乏による貧血の改善・濃厚な流動食の風味改善などです。
調整ココアよりも純ココアのほうがカカオポリフェノールを多く含んでいます。
カカオバター
カカオバターは、カカオ豆を搾油してできる淡い黄色の植物油脂の事です。
カカオ豆には約50パーセント前後のカカオバターが含まれています。
このカカオバターにミルクや砂糖を入れて作られるのがホワイトチョコレートです。
ですが、ホワイトチョコレートにはカカオポリフェノールは含まれておりませんので、カカオポリフェノール目当ての方は要注意です。
ココアパウダー
ココアパウダーは、カカオ豆を100度以上の高温でローストして皮を除き、すり潰して脂肪分を除去したココアの塊を粉末にしたものです。
飲むココアとして砂糖を入れていないものは「ピュアココア」「純ココア」として販売されており、あらかじめ砂糖や乳製品を入れたものは「調整ココア」と呼ばれます。
ローカカオパウダー
ローカカオパウダーは、カカオの実を低温で乾燥させてから粉末にしたもので、ココアパウダーよりも酵素や抗酸化物質などがたくさん含まれています。
ミネラル豊富でカカオの成分がフルに入っている、アンチエイジングが期待できる食品です
【カカオポリフェノールの優れた健康効果とは?まとめ】
カカオ豆の素晴らしい栄養効果わかっていただけたでしょうか?
「チョコレートは太る」というイメージがありますが、それは「必要以上に食べるから太る」のです。
たったのひとかけら・たったココア一杯だけで健康効果は充分に期待できます。
無理なく続けられる健康法としてカカオ生活を始めてみませんか?
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