鮭で健康に!アスタキサンチンによる効果 | 女優・モデルのメイク方法と美容の秘訣
朝ごはんは、炊きたてのご飯と玉子焼き、焼き鮭にお味噌汁。
そんな献立を理想としてる方も多いのではないでしょうか。
私達の食卓に並ぶ機会の多い鮭ですが、実は健康に良い食材と言われているのをご存知ですか?
また、鮭の持つ美容効果も注目されており、美を追求する女性にとってのスーパーフードとも言われているようなのです。
今回はそんな鮭の持つ効能とより効果的に摂取する方法を詳しくご紹介します。
鮭とは、サケ目サケ科サケ属の魚です。
鮭には様々な種類がありますが、日本で主に食べられている鮭はシロザケという種類です。
鮭は捨てるところがない魚で、身だけでなく中骨と呼ばれる頭の軟骨、塩辛になる内臓、皮、卵、白子も美味しく食べられます。
中骨にはカルシウムやリンが多く、身に含まれるビタミンDと相乗して骨を丈夫にし、精神を安定させるのに役立ちます。
骨を手軽に食べられる缶詰は、DHAやEPAなども含み、とても便利です。
赤い卵のイクラや筋子にもアスタキサンチンがたっぷりあり、DHAやビタミンEも豊富です。
内臓は鉄や亜鉛、皮はコラーゲンがたっぷり含まれています。
鮭は特徴的な赤い色をしていますが、分類としては白身魚に当たります。
赤身魚の色はヘモグロビンなどの色素たんぱくですが、鮭のあの色はアスタキサンチンというカロテノイドによる色です。
アスタキサンチンの抗酸化力はとても強くて、ベータカロテンの約40倍、ビタミンEの約500倍とも言われています。
鮭は生まれ故郷の川をさかのぼって子孫を増やすことで知られていますが、これが鮭にとって最大の試練です。
天敵動物や強烈な紫外線にさらされ、体力を極限まで消耗しながら泳ぐ時のパワーの源がアスタキサンチンなのです。
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アスタキサンチンとは
鮭に含まれる栄養素として重要となるアスタキサンチンですが、万病のもとになる活性酸素を除去し、免疫力を高め、自然治癒力を高めてくれる物質なのです。
ガンなど病気の発生も阻止する事や血行を改善し、悪玉(LDL)コレステロールがたまるのを防ぐので、心筋梗塞や脳卒中の予防に効果的として注目を浴びています。
さらにアスタキサンチンの飛びぬけた抗酸化力は体全体を若返らせ、目の疲れや、白内障、皮膚の老化、そして胃潰瘍も改善してくれます。
ピロリ菌に感染すると、殺菌のために大量の活性酸素が発生するのですが、増えすぎた活性酸素は胃壁そのものを攻撃してしまいます。
アスタキサンチンはピロリ菌そのものを殺菌する作用は少ないのですが、増えすぎた活性酸素を消滅させることにより、胃壁の炎症を抑え、胃潰瘍を防いでくれます。
また、最近ではアスタキサンチンを配合したローションやサプリメントなどもあり、大変人気のようです。
アスタキサンチンの効果は、乾燥肌やアトピー性皮膚炎でお悩みの方に好評のようです。
アスタキサンチンはエビやカニの殻などにも含まれますが、身の部分で摂取できるのは鮭だけなんです。
次に鮭が私たちの体にもたらす健康、美容効果を具体的に紹介します。
【鮭に含まれるアスタキサンチンの健康効果】
疲労回復効果
鮭やマグロ、カツオ、サメなどの魚は持久力や瞬発力が優れており、その筋肉には、アンセリンという物質が豊富に含まれています。
このアンセリンには、疲労回復効果があると言われています。
アンセリンは、ブドウ糖やクエン酸と一緒に摂るとより効率良く吸収できるので、炭水化物やクエン酸を多く含むレモンや梅干しを食事に加えることをおすすめします。
痛風の予防・改善
鮭に含まれるアンセリンには、痛風の予防効果もあるそうです。
痛風になる原因は、尿酸という物質にあります。
プリン体を摂取しすぎると痛風になる危険性が高まるとよく言われていますが、尿酸はプリン体を体内で消化分解する時に作られる物質です。
プリン体を過剰摂取して血中の尿酸が一定量を超えると、処理しきれなくなり、やがてナトリウムと塩の結晶に変わります。
尿酸値が正常に戻らないと、この結晶が体の関節部分に付着して、細菌や異物から体を守ろうとする白血球が働き、痛みが発生する痛風が引き起こされる可能性があります。
アンセリンは、血中の尿酸値を低下させてくれる働きがあるそうです。
脳の健康を維持
鮭に含まれるDHAは、脳の健康を維持する効果もあると言われています。
DHAは、脳の神経細胞で情報の伝達をスムーズに行えるように手助けするそうです。
また、脳の成長を助ける働きもあり、学習能力や記憶能力をアップさせるのに役立つとも言われています。
血管の健康維持
鮭に含まれるEPAは、血管を健康に保つ働きがあるため、血管に問題が起きることで発症する心筋梗塞、動脈硬化、脳梗塞、血栓症などの予防効果が期待できるそうです。
EPAは、血管が詰まる原因である血小板の固まりの発生を防ぐと言われています。
そのため、血液をサラサラにすることができ、血管の柔軟性を高める効果もあるそうです。
精神面でも健康に
鮭に含まれるジメチルアミノエタノールとも呼ばれるDMAEという物質とEPAには、精神を安定させる働きがあるそうです。
魚をよく食べている人ほど精神が安定しているということ、魚をよく食べている国程、うつ病患者が少ないということが実験で明らかになりました。
このため、魚に含まれるDMAEやEPAは、様々な国から注目されています。
EPAは、心のバランスを安定させる働きがある脳内の神経伝達物質・セロトニンの働きを促してくれるそうです。
セロトニンが不足したり、正常に働かなくなったりすると、精神の安定が崩れて感情をコントロールすることができなくなってしまいます。
うつ病患者がEPAの摂取をすると徐々に精神を安定させることができるようになるそうです。
【鮭に含まれるアスタキサンチンの美容効果】
アンチエイジング効果
鮭に含まれるアスタキサンチンにより、アンチエイジング効果が期待できます。
アスタキサンチンには、ビタミンEのおよそ1000倍の抗酸化作用があり、体の老化を防ぎ、肌をきれいにしてくれます。
また、アスタキサンチンは、紫外線によって増加した活性酸素に最も抗酸化作用を発揮するため、日焼けをしてしまっても、十分にアスタキサンチンを摂取して活性酸素を除去することで、肌のダメージを最小限に抑えることができ、シミやソバカスの原因になるメラニン色素の沈着を防ぐことができるそうです。
肌をプルプルに
鮭の皮には、肌のハリや弾力に大きく関係しているコラーゲンも含まれています。
美容化粧品や健康食品によく含まれている「マリンコラーゲン」とは、魚の皮から抽出されたコラーゲンのことです。
海洋性のコラーゲンは体に優しく、アレルギー反応の心配が少ない上に吸収率も良いので、年齢を重ねると共に減ってしまう肌のコラーゲン量を維持することができ、肌の衰えを防ぐことができると言われています
肌荒れの予防、改善
サーモンに含まれるEPAには、肌の健康を維持する働きもあると言われています。
新しい細胞と古い細胞の入れ替えがうまく行われないと、皮膚が刺激に弱くなる、老廃物が毛穴に詰まりやすくなるなどの状態になり、肌が荒れやすくなってしまうそうです。
EPAの働きで血液がサラサラになると血行が良くなり、ターンオーバーを活性化させることができると言われています。
また、ニキビの原因である皮膚の炎症を抑える働きもあるので、EPAは荒れにくい肌作りにとても役立つと言えます。
肥満の予防
アスタキサンチンには、アンチエイジング効果だけではなく、ダイエットをサポートする働きもあると言われています。
脂肪を分解する時に働くタンパク質を活性化させ、脂肪燃焼を促進させるそうです。メ
メタボリックシンドロームの予防や改善にも、有効であると注目されています。
育毛効果
アスタキサンチンを摂取することで、胃腸にある知覚神経を刺激して脳がその刺激を受け取り、髪の毛を作り出す毛根でIGF-1という物質が増加するため、育毛効果が期待できるとされています。
IGF-1は、血流を良くして毛根を健康な状態に保ち、髪の毛の成長を促進させる働きがあると言われています。
育毛のメカニズムは、皮膚の知覚神経を刺激してIGF-1を増加させることにあるそうです。
皮膚だけではなく、胃腸の知覚神経を刺激しても同じ効果が得られるようですね。
【鮭の効果的な食べ方】
鮭の優れた効能について紹介しましたが、それらをより効果的に摂取する方法があるのです。
それは、鮭を食べる時は是非皮ごと食べて下さい。
鮭の皮にはコラーゲンが豊富に含まれているので、残してしまうとせっかくの美容成分を無駄にしていることになってしまいます。
また、アスタキサンチンは、焼くと少しずつ失われていくので、焼き過ぎには注意して下さい。
程良い焼き加減が1番美味しいですし、栄養を効率良く体に取り入れることができると言えます。
鮭のアスタキサンチンをより効率良く摂取できる調理法は、「煮る」か「蒸す」の2つだそうです。
なぜかというと、焼いた場合のアスタキサンチンの残存率は約60%、揚げた場合は残存率約80%で、それに対して煮た場合と蒸した場合はともに残存率約100%だからです。
また、アスタキサンチンの効果は、ビタミンCを含む食材と一緒に食べると増すそうです。
鮭料理によくレモンが添えてあるのには、理由があったのですね。
レモンを添える以外にも、ビタミンCを多く含むパプリカやブロッコリーやカリフラワーなどを食材に加えるだけで効果が得られるようです。
また、鮭と大豆の組み合わせは、美容効果を倍増させてくれるそうです。
鮭を食べるだけでも、十分美容効果があるのにさらに増やすことができてしまうのです。
大豆に含まれるイソフラボンが鮭に含まれるビタミンDを有効活用してくれるそうです。
焼き鮭と納豆を食事にプラスするだけで、美容効果倍増です。
【鮭を食べる上での注意点】
まずは、塩分過多にならないようにする事です。
日本食の定番は鮭の塩焼きですが、毎回塩を使いすぎていると体のむくみの原因にもなりますし、血圧が上がって高血圧症になる可能性も出てくるので、使う塩は少量にしましょう。
また、鮭を選ぶ際には新鮮なものを選ぶようにしましょう。
その見分け方は、身がしまっていて、汁が滲み出ておらず、色が鮮やかな物を選びましょう。
また皮と身の部分がしっかりくっついているものも、新鮮な鮭である証拠です。
更に、鮭に含まれるEPAは、過剰に摂取すると怪我をして出血した時に血液が固まりにくくなってしまうので、食べ過ぎないように注意しましょう。
目安としては1日1〜2切れ程度です。
また、週2回以上鮭を食べると寿命が2年延びると言われているので、程良い量を食べることをおすすめします。
【鮭に含まれるアスタキサンチンによる効果まとめ】
いかがでしたか?
鮭に含まれるアスタキサンチンには、特に様々な効果があるようですね。
アスタキサンチンの1日の理想摂取量は、約6mgと言われています。
一般的なサイズの切り身2切れを食べると理想摂取量を満たすことができるそうです。
食べ過ぎたら副作用があるのか心配になる方もいると思いますが、アスタキサンチンは過剰摂取しても副作用が出ることはほとんどないそうなので安心です。
高いサプリを買うよりも、鮭を食べて健康でキレイな体を目指す方が良いと思いませんか?
ぜひ鮭で手軽に健康&美容活動を始めてみてください。
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