女性の味方!ヘンプシードの魅力的な効能とは? | 女優・モデルのメイク方法と美容の秘訣
最近はチアシードやアサイー、マキベリーなどのスーパーフードが話題になっていますが、「天然のマルチサプリ」との異名を持ち、今新たに注目されているヘンプシードについてご存知ですか?
今回は、ヘンプシードの働きについてご紹介させていただきます。
目次(クリックできます)
【ヘンプシードの特徴】
麻の実は、「ヘンプシード」として売られている事が多く、近年注目されるようになりました。
ヘンプシードは、大麻の殻を取り除き、食べやすくした実のことを指しています。
大麻と聞くと、マリファナなどの悪いイメージが先走りしてしまいますが、実は幻覚作用があるのは葉や穂の部分だけなのです。
食用にする麻の実と、芸能人などの疑惑に湧く大麻とでは、大麻は大麻でも種類が違うのです。
陶酔感を味わうために使う大麻には、THC(テトラヒドロカンナビノール)という多幸感を引き起こす成分が多く含まれています。
しかし、食用にしたり産業用に使う麻の実には、この成分がほぼ含まれていません。
更には、栄養素が優れている事からアメリカでは種を砕いて抽出したオイルが医療用として許可されていて、ものすごい効果を発揮しています。
医療用の大麻オイル(カンナビスオイル)を一定期間、経口摂取するとあらゆる病気が治ると言われているほどです。
また、大麻はいろいろな場面で活躍しているのです。
根、葉っぱ、花、果実、すべてを何らかに利用することができます。
- 根は土壌を改良する役割。
- 茎の芯は燃料、紙、プラスチックなどになる。
- 葉っぱは、肥料や飼料、茎の皮は繊維や糸やロープになる。
- 油は食用や、医療に使われる。
- 種は食用や化粧品などになる。
実は、日本でも昔は大麻を米と同じように栽培して、さまざまに利用していました。
しかし、第二次世界大戦後に、大麻の栽培が禁止となりました。
ふだん食べているのはヘンプシードと言い、麻の実の殻を取り除いたものの事を指します。
日本では、ヘンプシードナッツと呼ばれているものです。
次に、ヘンプシードの栄養について紹介します。
【ヘンプシードの栄養】
ヘンプシードは、たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
他にも、骨や歯をつくるマグネシウムや貧血を予防したり疲れにくくしてくれる鉄や銅、亜鉛もたっぷり含んでいます。
たんぱく質は、必須アミノ酸の全てを含んでいる良質なたんぱく質で、吸収がいいのが特徴です。
たんぱく質の含有量は、大豆や肉や魚に匹敵するほど豊富な上に、アレルギー物質も含まれていないので安心して食べることが出来ます。
また、体内で作れない必須脂肪酸を80%含んでおり、その含有量は植物の中でもトップクラスと言われています。
その必須脂肪酸を詳しく見てみると、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合が3対1と理想的なバランスとなっている事も分かっています。
そして、ヘンプシードにはアトピー性皮膚炎に効果的とされている必須脂肪酸であるγリノレン酸が5%も含まれています。
更にヘンプシードには、不溶性の食物繊維も含まれています。
また、ビタミンEやビタミンB群も豊富です。
では、それぞれの栄養が持つ健康効果について詳しく触れていきます。
【ヘンプシードの健康効果】
免疫力の向上
免疫力を高めるタンパク質や、亜鉛、鉄分が豊富に含まれています。
貧血予防
貧血を予防する鉄分が豊富に含まれており、鉄欠乏性貧血の予防効果が期待できます。
また、脳や神経、肌を健康に保つとされているビタミンB群も多く含まれています。
ビタミンB群は、毎日摂取する必要があるビタミンです。
エネルギーをつくり代謝を助ける働きがあるので、体に必要不可欠な栄養素になります。
成長促進や貧血予防、動脈硬化予防や肌や髪の健康を維持する効果があるとされています。
美肌効果
ヘンプシードには、肌の構成成分であり、健やかな肌を保つ良質なたんぱく質が多く含まれており、その量は「畑の肉」といわれる大豆を上回るほどなのです。
良質のたんぱく質は、消化吸収が良く免疫力を高めたり、貧血や高血圧を予防したり骨や美肌を作る大切な栄養です。
また、皮膚の機能を正常に保つ亜鉛、肌の潤いを保つγ―リノレン酸や必須脂肪酸もバランスよく含まれています。
体内で作られず、食べ物から摂取するしかない必須脂肪酸ですが、アレルギー症状の改善やコレステロールを下げたりする働きがあり、生活習慣病の予防に効果があるとされています。
また、美肌を作ったりやアトピー性皮膚炎の治療にも効果的な良質な脂質です。
ダイエット効果
ヘンプシードには、身体に必要な9種類の必須脂肪酸が全て含まれており、中性脂肪や脂肪の燃焼を助ける働きがあるだけでなく、栄養バランスが崩れがちなダイエット期間中のタンパク質やミネラルを補給し、健康的なダイエットの手助けをしてくれます。
便秘解消
腸の動きを活発にする不溶性食物繊維が多く含まれるので、便秘の解消が期待できます。
水分を吸収し、便を排出するので腸内環境も改善してくれます。
ヘンプシードをスプーン3杯ほど食べれば、1日に必要な食物繊維を摂ることができると言われる程です。
また、不溶性の食物繊維により腸内環境を改善する事で、糖尿病や大腸がんの予防に効果的と言われています。
心臓病予防
必須脂肪酸を含むヘンプシードには、血行促進効果でアレルギー症状を改善したり、老化防止に役立つとされています。
青魚に含まれていることで有名なDHAやEPAもオメガ3脂肪酸です。
そのオメガ3脂肪酸は血液サラサラ効果があり、心臓疾患の予防にも効果的です。
不足すると脳や神経、皮膚に異常が現れるので率先して取りたい脂質とも言われています。
アンチエイジング
強い抗酸化作用がある若返りのビタミンと言われているビタミンEも、ヘンプシードには豊富に含まれています。
老化の原因の活性酸素を除去し、病気になりにくい体にしてくれます。
ビタミンEは、血中のコレステロールや脂肪の酸化を防ぎ血流を改善するので、動脈硬化などの生活習慣病の予防が期待できます。
血流がよくなると新陳代謝も活発になるので、肌のターンオーバーが促され美肌効果も期待できます。
とにかく体にいい栄養が豊富なので、ヘンプシードはスーパーフードと呼ばれるのです。
気軽に栄養が取れるので、試してみる価値はあると思いますよ。
【ヘンプシードの種類とおいしい食べ方】
ヘンプシードの食品の種類
ヘンプシードの食品は、大きく2つの種類に分かれています。
1つは、乾燥させたヘンプシードを細かく砕いて、ふりかけ状にしたヘンプシードナッツです。
ヘンプシードナッツは、単体で食べるよりも、ヨーグルトやシリアル、サラダなどに振りかけて、一緒に食べるという方法が一般的になっています。
しっかりと皮を剥いで繊維質を取り除いた状態で砕いているため、歯の隙間にヘンプシードが挟まって食感を損ねる、といったこともありません。
味にクセもなく、和洋中すべての料理に振りかけて食べることができます。
白ご飯にかけても美味しく食べられる万能食品です。
もう1つのヘンプシード食品は、ヘンプシードから抽出したヘンプシードオイルです。
ヘンプシードオイルは、料理に混ぜることなく、瓶から直接、スプーンの上に出して飲むこともできるため、手軽にヘンプシードを摂取できる点が最大の魅力となっています。
低温圧搾法で精製されたオイルには、ナッツオイル特有の香ばしい香りが残っていますが、通常の製法で精製されたヘンプシードオイルは無色透明で、匂いもほとんどありません。
なお、ヘンプシードオイルは、食用としてだけでなく、お肌のケアにも使えるため、化粧水やマッサージオイルとして販売されています。
おいしい食べ方は?
ヘンプシードの味は、くるみのような感じで、見た目は胡麻のようですが、とても美味しく食べやすいのでどんな料理にも合います。
例えば、炊いたご飯1合分にヘンプシード大さじ2~3杯、塩適量とゴマ油を少々入れてお好みでシソや梅干を加えて「ヘンプシードおにぎり」としてもよく合います。
ヘンプシードオイルは、えごま油や亜麻仁油と一緒で熱に弱いので炒め物、揚げ物には向いていません。
サラダにかけたり、ビザやトーストにぬったりと、そのまま色々な食べ物にかけて食べるのがおすすめです。
次に、気になるダイエット効果について詳しく紹介したいと思います。
【ヘンプシードのダイエット効果】
オイルを飲むダイエットというと、日本で現在、高い知名度を誇っているのはココナッツオイルですが、ヘンプシードオイルのダイエット効果は、ココナッツオイルを上回るといわれています。
ヘンプシードオイルの特徴は、γ-リノレン酸という成分を含んでいることです。
γ-リノレン酸は、母乳に含まれている成分で、高血圧や低血圧を防ぐ効果や悪玉コレステロールを減らす効果だけでなく、美肌効果や抗アレルギー効果も持っています。
更に、子宮筋をコントロールする効果もあるため、生理痛や月経前症候群(PMS)といった、女性特有の体の不調を緩和してくれる効果もあるのです。
また、がんや花粉症にも高い効果を持っており、ほとんどの病気に改善の効果を与えるスーパーフードです。
ヘンプシードオイルには、γ-リノレン酸以外にもダイエット効果のある栄養素がたくさん含まれています。
- 必須脂肪酸で脂肪の燃焼を高める効果
- 良質な高タンパク質で体を引き締める効果
- コレステロールや中性脂肪を下げる効果
- 食物繊維で便秘を解消してくれる効果
- 血行を良くして冷え性を改善する効果
これを見るだけで、ココナッツオイルよりもダイエット効果が見込まれるとされている理由が分かりますね。
【ヘンプシードの効果的な摂取量】
そんなヘンプシードの一日の摂取目安量は、どのくらいなのでしょうか。
ヘンプシードの一日に摂取目安量は、パウダーもオイルも、大さじのスプーンに1杯で充分です。
たくさん摂れば摂ったぶんだけ痩せるということではないので、過剰に摂取しないよう気を付けて下さい。
逆に、過剰摂取はお腹が緩くなる可能性があります。
ヘンプシードを食べるタイミングは、食事中がおすすめです。
味にクセがないので、食事に混ぜて食べると、おいしく食べることができます。
また、体を温める食品と一緒に食べると、栄養素の吸収率がアップするとされています。
朝・昼・晩の三食に分けて食べても効果はありますが、一食で済ませたいのであれば、朝食の時間帯に摂取しましょう。
朝は胃の中が空っぽになっているため、栄養が吸収されやすくなっています。
【ヘンプシードの購入方法】
ヘンプシードの購入方法ですが、まだまだ知名度が低い食品である為、スーパーで見かけることは少ないと思います。
購入する際は、通販を利用すると便利です。
ヘンプシードはオイル・パウダーともに、Amazonや楽天といった大手通販会社で販売されています。
【ヘンプシードのダイエット効果】
魅力たっぷりのヘンプシードダイエットですが、いくつかの注意点があります。
注意点を守って、正しい食べ方や飲み方をしなければ、ダイエット成功には繋がりません。
ヘンプシードダイエットの注意点をしっかりと把握しておきましょう。
ヘンプシードは熱に弱い
ヘンプシードは40度以上に加熱すると、脂肪酸やビタミンなどダイエットに役立つ成分が壊れてしまいます。
調理した料理に振りかける・混ぜるという方法で摂取しましょう。
ヘンプシードオイルは摂りすぎ注意
ヘンプシードオイルは取りすぎると、お腹が緩くなってしまいます。
一日の摂取目安量は、大さじのスプーンに1杯です。
たくさん飲めば痩せるわけではありません。
多くても3杯程度に留めておきましょう。
カンナビスオイルは別物
海外の通販サイトでは、麻の葉を原料にしたカンナビスオイルという商品が売られていることがありますが、これはヘンプシードオイルとは別の商品です。
ヘンプシードが日本国内で認められているのは、麻の実を原料としているからです。
麻の葉や茎を使った商品を入手すると犯罪となってしまうため、間違えないように注意しましょう。
【女性の味方!ヘンプシードの魅力的な効能とは?まとめ】
ヘンプシードの凄さが、少しでも伝わりましたでしょうか?
ヘンプシードは、栄養価がとても高い食品なので、栄養が不足がちな方はぜひ検討してみてはいかがですか?
ダイエットにも効果的ですが、100gあたり約460kcalもあります。
そのため、1日の摂取量には注意が必要ですが、様々な効果や効能があるヘンプシードを摂取して、健康に美しい体をゲットしてください。
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